8/27は2箇所の訪問。午前中がSumberharjo(スンバルハルジョ)、午後がSragi(スラギ)。まずはSumberharjoから。
フィールドの中を進んでいく2列車
ここは今回の訪問地で唯一、SL列車がフィールド(畑)線へ出てさとうきび列車を曳く工場。過去に2回来た時は、工場から空車列車がフィールド線へ出発していくところを見ていながら線路も道路もどうなっているか全くわからず、列車を追いかけようにも線路に沿って道路が無かったのでフィールドを行く列車の撮影を断念したところです。列車に便乗したくても工場への戻りが深夜になると聞いたので、これも諦めざるを得ませんでした。
最近になってグーグルアースで見てみると詳細まで判る写真の地域だったので、この衛星写真から判る範囲で路線&簡単な道路地図を造ろうと思い立ち、時間はかかりましたが何とかそれらしいモノは描き上げる事が出来ました。日本にいながら現地の路線図が作れるなんて・・・凄い時代になったもんた
結果的には、この作戦? 大成功
朝、工場に着くと、DLが4台も並んで作業開始?を待っていた。
工場と機関車の向きの関係からなかなか順光で撮れないけど、機関庫横で3号機が御あつらえ向きに停車していた。
機関庫横の事務所で本日の運転状況を聞くと程なくしてSL2列車がフィールドへ出発予定。積載車の戻りは夜中ということなので、この出発する空車列車2本を狙う事にします。別の場所にある運転管理所?に路線略図が描かれたボードがあったので、それで行き先予定地を割り出す事に成功(これを通訳を通して聞いても、なかなか思うような答えが帰ってこない事が多い
)、持参した手描き地図と照らし合わせると、列車の行き先のほぼ正確な位置が特定できました。出発準備を撮影した後、車に乗り沿線から撮影する為にロケーションしながら畑や街中を通過してきます。
線路沿いにはバナナなどの木が生えているところがほとんどで、やっと開けているところがあると、モルタル製のこんなモノが・・・
最初は軍施設の前かと思ったけどガイド氏が施設に聞いてくると、ただのセキュリティー施設という。確かに隣に学校らしいい施設も見える・・ミリタリー関係だったら、その前での撮影はできなかったかもしれなかったので、ひとまず安心
でもモルタル兵士?の顔、私メ的にはめっちゃポイント高いです
モルタルミサイルに、その右端の丸いモノはパイナップル手榴弾
程なくして列車はやって来ました。2列車連続です。
そしてモルタルミサイルの横を通過して行きます。
もう1箇所、途中で撮影した後、畑の中の作業現場に停車している列車を観に行きました。この畑の中の道も衛星写真で割り出していたものです。
現場では列車が止まっているだけで動きがありません。畑の中に乗り入れる作業線の接続作業や空貨車の曳き入れ、積み込み等の作業は暑い日中にはしないようです。みんな日陰でのんびり休んでいます。
畑の中に延びる作業線。枕木とレールが模型の線路のように梯子状に組まれた軌匡方式の軌道。地面に軌道が置かれているだけなので、機関車の乗り入れは不可能、ここだけは蓄力牽引(牛)となる。右に見える軌匡を本線上に置いて、簡易分岐させる。
これは近くに敷設されていた別の作業線。奥に作業線用機関車群?が待機。
牛が空貨車を作業線に曳き入れるところを見てみたかったのですが、作業は涼しくなる夕方以降にしかしないのか全く始める感じが無いので、工場へ戻る事に。
機関庫前で10号機がボイラーの水洗い?
機関庫の中にはインドネシアでは珍しいアメリカ製の機関車(アルコ製)が保管されています。他、周りにはドイツ、コッペル社製SLやデューマ製DLなどの使っていない機関車がワンサカ
お昼頃には工場内の機関車の動きも止まってしまったので、次の訪問地のSragi工場へ向かう事にします。
続く
赤道直下の冬の島 ジャワ記 5
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=939061828&owner_id=1335677
赤道直下の冬の島 ジャワ記 3
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=932650113&owner_id=1335677
2008年リスト
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=1335677&id=1942015591
ログインしてコメントを確認・投稿する