東大農場田無 トロッコ軌道

田無の東大農場内で、最近になって昔のトロッコ軌道が掘り出され、見ることができる・・・こんな話を知人から聞いたのが約１ヶ月前。田無に行く用事があったので、ついでに見てくる事にしました。
自宅から農場までは自転車で10分チョイの近場、平日昼間なら一般に開放されており見学の方は申し込み用紙に云々と入口の案内にはありますが、実際には近所の人が散歩で通り抜けているのでほとんどフリーの状態です。
農場地内は牧草、畑、田圃(武蔵野台地で田圃は珍しい)、古い倉庫、そしてダチョウまでいる・・・中にいると、とても東京郊外とは思えない景色です。舗装道も一部だけで雨上がりに訪れたものですから、関東ローム層の泥道とはこんなのか・・・と実感できる場所も(泥は浅いですが)
そしてお目当ての軌道は・・・ありました。50m程ですがターンテーブルも見えます。かっては農場の中を網の目のように敷かれていたそうですが、そのホンの一部が運良く残っていたと言う事でしょう。まぁ併用軌道状にコンクリートで固められた場所なので、撤去するにも大変・・・といったところですが。

そーいえば農場内には農作物実験用の小型原子炉があるはずなのですが見当たりませんでした。建物の地下にあるのか、最近公園になった場所にあったのか・・・？


左…上は学生宿舎。秩父、入川(東大演習林がある)にも似たような建物があるので、同じ時期のモノかも。としたら昭和初期？　農場内はこんな古い建物が多くあり、結構写欲が湧きます　下は東京郊外とは思えない風景。方向によっては背の高いマンションなんかが見えるけど、ほとんどこんな感じ。

中…発掘？されたトロッコ軌道。倉庫と建物の間が残っており、ターンテーブルも回せますがストッパーが無いのでフラフラ状態。上の写真の奥に見える茶色の建物は最近修復されたようで、これに合わせて軌道も掘り出された感じでした。建物の中まで軌道は続くのですが床のコンクリートが打ち直されて埋められてます。ですがほんの一部だけ軌道が見れるようになってました。何か展示室でも造るのでしょうか？軌間は610mm。

右…古そうなトラクターや草ヒロ状態のブルドーザーなども見かけました。トラクターの事はあまり知らないのですが、帰ってから調べると一番よく見かけたMassey Fergusonはアメリカのメーカー(イギリスかと思った・・・)、左は古い倉庫内で見かけたもの。右はタイプ35で1960年頃のモノだとか。やっぱり？こんな骨董級がありました

2008/5/20　撮影


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