東大秩父演習林軌道跡を歩く

１８日のネタを今頃書いてマス。

奥秩父の入川森林鉄道跡、ここは春先にも行ってるのですがマイミク氏のリクエストにより、珍しく？年２回目というペースで訪れました。

紅葉は林道で車を止めた辺りまでで、軌道が残る周辺は既に落葉してました。レール残存区間も以前はレールの高さがあるので落ち葉が積ってもレールが判りましたが、今では軌道跡に軽トラックが入るためか併用軌道みたいにレールが埋められレール上面が地面と同じ高さになっているので、落ち葉が積ってしまうとレールも隠れてしまいます。

今回は早めに出発したので本線終点の赤沢出会いから赤沢上部軌道にも踏み入れました。普段は出会いのところで引き返す事が多いので、上部軌道に行くのは５年ぶりです。かなりの急坂を１５分程登るうえ、木橋と桟橋以外の場所はレールが撤去されており、下に比べればたいぶつまらない感があります。その木橋や桟橋も長い年月の間に朽ち果て、今やうねるレールが所々残ってるだけという状態です。現役時代の本線との連絡は索道や修羅(木材を滑り落とす通路)で行われていました。今ではごく一部コンクリートの基礎が残るのみです。上部軌道は2kmちょっとですが、奥の1km程は連続した土砂崩れで大変荒れており、高低差はさほどないものの５年前には必要のなかった高巻きと河原降りをしないと通れない場所も発生してました。終点は少し開けた河原。周りが土砂崩れを起しているので、以前より河床が高くなってます。ここ数年、夏季の集中豪雨のような大雨でだいぶ谷筋がやられているようです。

久しぶりに結構歩いたので筋肉痛を心配しましたが、翌日太腿が少し痛かったぐらいで２日目には収まってました。めでたしメデタシ　帰ってからの下半身長風呂が効いたのかな？？


左…廃止が決定した三峰山ロープウェイ。いつも通り縋りで見てるだけだったので、やっと乗れるチャンスが来たときには何と長期運休、そのまま廃止というのは以前の日記で書いたとおり・・・間もなく施設の撤去が始まるものと思われます。国内連続営業日数２番目の歴史を持つロープウェイなだけに、何とも惜しい

中…入川森林鉄道のレール残存区間。軌道に土砂が入れられているので、まるで併用軌道(路面軌道)みたいになってしまっている。

右…赤沢上部軌道、このようにレールがちゃんと２本並行して枕木まで付いているのは稀で、殆どは曲がりくねったレールや苔だらけの材木が散乱しているだけの状態。でも他の林鉄に見られるような『上部軌道』は、その殆どはもっととんでもない山奥で、そしてもっと高い位置にあることが多いので、この赤沢はまだ行き易い部類に入ります。

2007/11/18　撮影


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