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2007年10月22日21:38

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森林鉄道イベント 根利

この日はいろんなイベントが重なってしまいましたが、自分的に一番興味の深い林鉄関係へGO。

赤城山の裏にあたる根利の林業機械化センターで保存されている森林鉄道機関車(ディーゼル)の外観レストア完成披露に合わせた森林鉄道祭りに行ってきました。レストアはボランティアの手によるものです。
さて根利には昭和30年代まで比較的規模の小さな森林鉄道が存在しましたが(機械化センターの保存車両は残念ながら根利森林鉄道とは無縁の車両)、その痕跡は殆ど知られる事の無いもので、私もホンの一部しか知りませんでした。しかしというかやはりと言うか、ボランティアの中で調べておられる方がおられたので、さっそく?情報交換です。そしてこういった地元のお祭りなので、かって軌道で仕事をしていたと言う方も来ておられ、いろいろと当時の話も伺います。
実は春先に一度、軌道トンネルが残っているという話を聞いて現地に行ったのですが、深い山の中では見つける事が出来ませんでした。今回は、その場所も正確に聞く事が出来たので、午後から現地に向かう事にしました・・・といっても、貴重な地元の方の話も聞いたり車両の撮影(午後のほうが光線状態が良い)などをしているので、センターを出発したのは午後も遅くなってからに。
いろいろ軌道跡の情報ももらってましたが、夕方前という事もあり、目標はトンネル1箇所に。林道から聞いていた斜面を藪漕ぎしながら降りていくと、まもなく軌道跡に。以前なら場所が特定できなかったので、その場所に軌道跡の痕跡が残っているはずなのに捜しても全く解らなかったのですが、確実な情報の元ではいとも簡単に見つかってしまうのには驚きです。そしてそこから荒れた軌道跡を進む事約10分・・・正面の崖にトンネルが見えていました。場所が特定できると、春先の時には15m程上まで来ていた事が解ります。しかし山の中では少しでも位置がズレるとわからなくなってしまう事が、ここでも現れてました。

この森林鉄道祭りでは、トロッコ機関車製造メーカーのH重工の会長さんと少しだけでしたがお話しできたのが良かった! こういったイベントって、人が多くて写真が撮りにくいと言う意見も聞きますが、人の繋がりが出来ていくのは楽しいものです。


左…綺麗にレストアされたディーゼル機関車(長野営林局No141)と、奥は去年化粧直しされた米国ボールドウィン製のSL.。両方とも北海道で活躍した車両。

中…やっと到達できた素掘りのトンネル、不動トンネル。根利森林鉄道跡。

右…トンネルのすぐ先には淵を跨いでいた木橋の跡が。淵自体は絶壁に大きく食い込んでいるので、洞窟みたいな感じに。その前を森林鉄道の橋が架かっていた地形でした。現役時代はすばらしい風景だったかと思われ・・・

2007/10/21 撮影


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