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2007年10月06日23:42

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立山トロッコ紀行2

さて翌日、立山砂防軌道の起点から程近い場所に発電所資材軌道があり、せっか近くまで来たのだからと、こちらもアタック。　何故アタックか・・・？

名前は水口建設　小口川資材軌道。立山駅から車で15分くらいと近いのですが、そこは林道の入口。有料林道のゲートで一般車1800円以上、しかも軌道を見るなら2kmしか走らない・・・高過ぎ！　最初からそこから歩く予定でしたが災害復旧で一般車は通行止め、でも歩きはOKでした。しかし舗装林道の2km強の歩きはつまらん！ずう～っとダラダラ登りだし。この林道はら外れると、そこから標高差約200m　30～40分の急坂歩道の始まり。送水鉄管の横にあり、これがキツイ！！　ヒイコラ登り切ると、そこから旧軌道(ほぼ水平)を改修したトラック道を約1.5kmを進んで、やっと軌道が現れます。そこから発電所までは約1km。
さて、急坂歩道の横には索道があり、下の台の上には少し荷物が。事前の確認では発電所メンテナンスの為、この時期は毎日作業しているとの事でしたが軌道が走るかどうかは未定とのこと。しかし荷物があるということは軌道が走る可能性も。歩道を登りきった索道制御場に作業の方が一人。聞くと今日は軌道、１回だけ動くという返事。こりゃラッキーと1.5km先の軌道を目指します。本日の作業員も同時に来るので、本日の列車？は荷物輸送＆通勤列車というところでしょうか

　列車といっても機関車にあたる動力車はパジェロ改造の通称｢エンジン｣に平トロッコ１台。この列車を撮影後、軌道を撮影しながら歩いていると、何やらエンジン音が・・・あらら、列車が戻ってきたではないですか。荷物を一つ置き忘れたので取りに戻るという事で、思わぬ臨時列車の増発！　荷物をとって発電所に向かう列車は、仕事が忙しいという状態にもかかわらず途中２回も撮影停車まで・・・いやはや感謝感激！
発電所ではいろいろ作業している横で軌道を撮影しているのですが、作業員が手を休めている時に聞いてみると、この現場は冬は雪で作業が出来ないので秋が一番忙しいのだとか。この日は特に多くの作業員が入っているとの事でした。
午後には途中の工事現場へ機材を取りに、もう１往復の臨時？列車も。
帰りは索道下から林道ゲート(ここにJEEPを置いてきた)まで、作業員の方の車に便乗させてもらい、歩き疲れた状態でしたので大変助かりました。

ここは軌道に行くこと事態が少し大変な為か、おかしな奴(迷惑鉄ヲタ）は来ないようで、現場の作業員にとっては邪魔にしかならないハズの軌道撮影者に対して、概ね好意的でした。　いやー、たいへん満足の１日！

この日も昨日と同じ温泉に浸かって同じ駐車場で車中泊。夜から雨に・・・

左…上は索道上部のトラック。外部との連絡道は無いので閉じ込め車。従ってナンバーはありません。下はトラック道に残る軌道時代のレール。埋まったり外されたりしているようですが、あっちこっちにレールが覗いてました。

中…左は朝の通勤？列車。あふれんばかりに人が乗っていて・・・乗り切れなかったのか、少し後を数人歩いて来ました。列車のスピードも歩くより僅かに速いくらいです。右は臨時？列車。こんなふか～い山の中を走ります。

右…左はこれが｢エンジン」　パジェロ改造でグリルにはちゃんとスリーダイヤマークも。下を覗くとちゃんと車輪２軸共チェーンが掛かっており、一応4×4ってトコかな