屋久島　夢のような3日間

何度も訪れてる屋久島ですが、何度行っても面白い！凄い！！
もっと滞在したいけど、仕事は忙しいし、しかし雨や軌道の故障、運材のスケジュールの関係等のリスクを考えると3日間というのは最低の日数。何かの理由で軌道が走らなければ撮影効率は大幅に低下してしまうのですが、見事に3日間ともフルに走りました。

今回は歩いた歩いた･･･縄文杉登山ルートから外れた軌道敷きは枕木もよく滑る･･･木橋の上なんかもう、胃が痛くなりそうで･･･しかし、いつもよくある廃線跡歩きではなく、その軌道上を列車が走ってくる迫力は直接見た者にしか伝わらないでしょう。小さな機関車なのに、風音しかしない静かな森の中でだんだん近付いて来るディーゼルエンジンの重低音･･･横を通過していく列車上には馴染みの人々、一瞬だけど挨拶･･･
下りは材木を積んだ貨車は1台づつブレーキのみで下ってくるので、森の中で待っていると台車の軋み音が近付いて来て、直径1m以上もある土埋木を何本も積み込んだ運材車が目の前を通過していく･･･そして最後に機関車が1台だけ追っかけて行く･･･
これが運材ピーク時には1日2回行われるのです。

1ヶ月35日雨が降ると言われる屋久島ですが幸い天候には恵まれ、降られたのは2日目の午後の1時間強ぐらい、しかも傘で何とか事足りる降り方でした(普通はバケツをひっくり返したような土砂降りが3〜5時間連続で降るのはあたり前。それでも川が濁らない！)

トラブルといえば、最後にフィルムカメラを捲き戻す前に開けてしまった･･･カメラを手にしてから30年以上、おそらく初めてのウルトラ大チョンボ！　老人ボケがはじまってんだろーなー･･･。その1本は完全に諦めてたのですが、現像してみるとオシャカになたのはラストの7〜8枚のみで、後は無事。高感度フィルム（ISO400)で裏蓋を1秒以上も開けてたのに大半が無事だったのは、現場が明るくない場所だったからでしょうか･･･日ごろの行いのせいだったら確実に全滅！？
あとは、同行者が帰りの空港でトラブル発生。格安チケットのややこしい規制に思いっきりはまってしまったトラブルでした。チケット引き換え券の注意書き、一部を裏に書くのはやめてくれ!!!

まぁこんなトラブルも屋久島の凄さに比べたら何のその･･･初めて屋久島を訪れた同行者も確実にヤク中になってました｡｡｡


左…日の出直前にやってきた、引き上げ列車。左の大岩のような物は古い屋久杉の切り株。小杉谷の少し手前なので、この地点は縄文杉への登山ルートにも当たります。　1/26撮影

中…日の出に反射する軌道。小杉谷の少し先。1/27撮影

右…軌道上で遭遇したヤク鹿。石塚集落跡。1/27撮影

　2007-1　撮影


屋久島2
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2007年リスト
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