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2018年05月23日20:31

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白馬岳（白馬三山縦走）　H30.05.21～22

有り難い事に夜勤明けの後に2連休が入っていて、次の日が早出勤務とあって微妙ではあったのですが、絶好の登山日和となっていたので思い切って出掛ける事にしました。この時期に雪山を存分に楽しめてしかも無理のない所となると…そうだ、白馬岳の大雪渓はどうかとネットで調べて見ると、白馬山荘は営業しているし、雪崩や滑落の危険性はなさそうだし、稜線上は地表が露わになっているとの事なので念願の白馬三山の縦走も出来そうだし、何かあれば日帰りも充分に可能なのでここしかないと思ったのでした。

23時頃には出掛けたいと思いながらも車で家を出たのは1時頃で、早朝からの登山を目指すとなるとこの様に夜間走行が主体となってしまうので、バイクの出番はめっきりと減ってしまいました。車だとちょっとした仮眠も座席を倒せば済む事だし、他にもこの便利さにかまけてしまうとバイクの存在意義がなくなってしまいますね。これで良いのか？無給油の儘に長野自動車道の安曇野ICで下りて見れば、ガソリンスタンドは軒並み7時からの営業とあって、ぎりぎりの残量で6時過ぎに登山口である猿倉に辿り着きました。早速、朝食と身支度を済ませて7:00に登り始めました。

白馬岳は11年前に両親を伴って登って以来の2回目となるのですが、その時も大雪渓のコースで、無理のない様に白馬尻小屋と白馬山荘で2泊していました。今回はその時に心残りとなっていた白馬三山の縦走を考えていたのですが、鑓温泉に抜けるルートには自信が持てなかったので、鑓ヶ岳まで登って引き返す計画を立てていました。その為にも白馬山荘に泊まる必要があったので、ゆっくりと堪能できるのではないかと思っていました。それにしてもこの時期には白馬尻小屋はまだ雪に埋もれた状態で、正に大雪渓の名に相応しい長大な姿を見せていたのでした。

意外にも傾斜のきつい雪渓をアイゼンとストックの装備で登り詰めて、トラバース気味に白馬岳頂上宿舎に行き着くと、そこからは試しにピッケルに持ち替えて白馬山荘の手前まで、後は地表が露わになっていたので装備を外した状態で12:35に白馬岳山頂に到着しました。暫く眺望を楽しんだ後に白馬山荘に戻ると、2階の剣の間に案内されて、いつもの事ながら寝不足だったので布団に包まってウトウトとしていました。17時半に夕食のアナウンスがあって食堂に下りて見ると、今回の宿泊者は何と5人だけだったのでした。食後は談話室で寛いだ後に、日の入りを見る為に外に出ると、至福の時間を過ごしていました。

07:00　猿倉
12:35　白馬岳山頂

㊧　残雪と新緑の白馬岳
㊨　大雪渓

㊧　大雪渓に幾多のシュプールの跡
㊨　白馬岳に建つ白馬山荘

㊧　夕日に染まる杓子岳と鑓ヶ岳
㊨　旭岳と能登半島に沈む夕日

日の出の時間は4:27となっていたので、3時半には起き出して白馬岳の山頂を目指しました。山荘から山頂までは15分程で、既にヘッデンの必要はなくて、刻々と明るくなって行く中を心静かに見守っていました。この生命感に溢れる一時は何物にも替え難いですね。それにしても驚くのはこの辺りの雷鳥の生息数で、既に夏毛を纏い繁殖期を迎えて、相手を追い掛けながら盛んに飛び回っていました。山荘に戻り5時半からの朝食を済ませると、手早く支度を済ませて6:10に白馬三山である杓子岳と鑓ヶ岳を目指して歩き始めました。私はこの日本独特の箱庭の様な縦走が大好きなのです。

06:10　白馬山荘
07:15　杓子岳山頂
08:05　鑓ヶ岳山頂
10:00　白馬山荘の手前
11:50　猿倉

㊧　白馬岳山頂から御来光を拝む
㊨　白馬岳山頂より。朝日に染まる杓子岳と鑓ヶ岳

㊧　白馬岳
㊨　鑓ヶ岳山頂より。杓子岳と白馬岳

㊧　鑓ヶ岳山頂より。中央やや左手に唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳が縦に並ぶ
㊨　八方の湯の駐車場から白馬三山（鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳）を望む

大雪渓の下山でもストックとアイゼンの装備で足早に下りていたのですが、その横を尻セードで滑って行く者が居て、それが一番理に適った方法に思われたので私も真似をして滑り下りて見ました。お陰で履いていたレインウェアがズダボロになってしまいました。まあいいや、買い替えの時期だと思っていたんだよね。スムーズに下山後は八方の湯で汗を流して、途中で信州そばを食して道の駅で土産物を買った後は、満ち足りた気分の儘に19:15に帰宅しました。兎に角、寝不足なので早く寝るとしましょうか。

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