ゲームマーケット2018大阪

開催日である4月1日が偶々休みだった事もあって、それほど関心がある訳ではなかったのですが行って見る気になっていました。場所はインテックス大阪なので、白庭台駅からコスモスクエア駅まで1本で行けます。会場に着くと、人の流れに乗ってそのまま3号館へ。入って見ると余りに場違いな雰囲気に唖然としましたが、実は「関西オンリーフェスタ2018 グッドスプリング」という同人誌即売会とコスプレ交流会の会場に迷い込んでいたのでした。気を取り直して1号館へ。こちらの会場も盛況で、同じ関心を持っている者が集まっているという安心感からか、とても居心地の良い空間ではありました。しかしゲームマーケットはコミックマーケット（行った事はありません）の文化を受け継いでいる所為か、同人ゲームの展示即売会（と大手から販売される新作やその日本語版）に重きを置いているので、私の様にある程度は評価の定まっている作品を求めている者にとっては、ちょっと場違いな感じではありました。それにしても、そうしたゲームの体験コーナーが各所に設けられていて、インストラクターと共に他人同士がゲームを介して違和感なく打ち解けている様には見るべき物がありました。これは正にボードゲームならではの特性ではありますね。

各ブースを一通り巡った後に、丁度ゲームデザイナーによるトークショーが始まっていたので聴きに行きました。あの「あやつり人形」で有名なブルーノ・フェイドゥッティ氏と「ラブレター」で有名なカナイセイジ氏と林尚志氏（存じ上げません）が出演されるとあって、私にとっては間近に見られるだけでも有り難いというイベントでした。トークの内容については既知の部分も多かったのですが、お人柄が偲ばれて、ゲーム制作に携わる者の心意気みたいな物が垣間見えて面白かったです。フェイドゥッティ氏は何とこれが初来日であるとの事。それとここで正田謙（通称けがわ）氏と小野卓也氏を見掛けた事も、一ファンとしては嬉しい出来事ではありました。本当は草場純氏に出会えるかもと期待していたのですが…。


結局、私が購入したのは、日本ツイクスト協会による「今からはじめる　ツイクスト入門　− ツイクストのルールと定石 ー」と「つよくなるツイクスト」、それにスイスとドイツのトランプを各種という物でした。フェイドゥッティ氏に出会えたから、余っ程「インカの黄金」でも買って帰ろうかと思ったんですけどね。