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2018年03月31日23:16

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恵那山　H30.03.29

唐松岳を登り終えて白馬八方尾根スキー場を発った後は、長野自動車道の安曇野ICから中央自動車道の飯田山本ICまで高速道路を走らせて、広河原登山口の手前のゲートに辿り着いたのは20時頃で、余りの人気のなさに心細く思われました。と言うか正直、気味が悪い。ここでも余り寝付けない儘に5時には起き出して朝食を済ませて支度をしていると、漸く1台の車がやって来たので何だかほっとしました。本日も絶好の登山日和という事なので、恐らくは百名山の中でもこんなマイナーな山には誰も来ないのではないかと思っていたのですが、案の定、本日の恵那山は私を含めて2名だけだったのでした。

夏道は3合目辺りからは雪に覆われる様になって所々凍結していたものの、壺足でも全く問題はありませんでした。1716m峰から見上げた雪稜の様子は、昨年の4月22日に登った時よりもやはり積雪量は多目ではありましたが、状況的にはそれほど変わりはなくて、必要はないかもとは思いながらもアイゼンとストックの装備で臨んでいました。傾斜の特にきつい箇所や雪庇の際の狭い箇所では夏道に逃げ込む様な感じで、そこが凍結していたのでアイゼンを履いていた方が勝手が良いのは確かな様でした。8合目辺りで稜線に上がると、トレースの付いたなだらかな傾斜を歩くだけとなるので、何の問題もなく9:25に登頂。その先の恵那山山頂小屋まで歩いて、その裏手のビューポイントから雲海に浮かぶ南アルプスや中央アルプス、それに御嶽山を飽かずに眺めていました。

山頂に引き返した時に、丁度もう1人の登山者が展望台に上がっていたのですが、ここからは眺望が全く効かないのに、何故にこんな物を設置したのだろうかと常々疑問に思っていた事もあって、その彼がどうも恵那山の事を余り知らない様にも感じられたので、話し掛けてこの先にビューポイントがある事を伝えました。すると彼は何となくバツの悪そうな表情を浮かべて頷いていたので、若しかすると“そんな事は判っているけれども…”だったのかも知れません。要するに「馬鹿と煙は高い所へ上る」を連想させて、ちょっとここに上っている姿は恥ずかしいものがあるんですよね。

下山中には自然と足が速くなって、雪稜では雪を踏み崩す様にして勢い良く下って行きました。これぞ雪山の醍醐味。12:05に車に戻って来ると、近くの月川温泉で疲れを癒した後に家路に就きました。16:30に帰宅。久し振りに3連休を目一杯に使って山に登れましたよ。

06:15　ゲート
06:40　広河原登山口
09:25　恵那山山頂
09:40　恵那山山頂小屋
10:00　帰路に就く
11:40　広河原登山口
12:05　ゲート