mixiユーザー(id:8729247)

2018年02月05日09:16

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染色体「数」しかわからない検査

妊婦の採血で、ほんの少しだけ入りこんでいる胎児血液細胞を調べるのだが、
わかるのは染色体の「数」だけ。
染色体数異常の胎児はほとんどが出生前に子宮内で亡くなるか、
生まれても短い命のことが多い。
ほんのわずかな確率で生まれてきて成長する。
たとえばダウン症で大きな心臓奇形がない場合、など本当にほんの一部だ。
そして世の中で「障害」と呼ばれるものの多くは「染色体数は正常」である。
だからこの検査が一般化して多数の妊婦が受けるようになっても
「子宮内でいずれ亡くなる」かどうかがわかるのがせいぜいであり、
検査結果で中絶を受けても、いずれ子宮内死亡するのだから結果は同じ。
子宮内で赤ん坊が突然亡くなって妊婦が驚く手間をはぶく、くらいの意味。
そして世の中に生まれ出る「障害児」の数はほとんど変化しない。

いずれ死ぬ子とわかって妊娠を継続するか中絶するか選択する、という
母親がわの覚悟を決めやすくするための検査、ってことですね。

■新型出生前診断、施設拡大へ=研究から一般診療に−産婦人科学会
(時事通信社 - 02月05日 04:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4972932
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