ふたごってことは通常より小さい子だった可能性が高い。
人間の子宮は「おひとりさま用」の大きさなのでふたり以上はいると、
どうしても大きくなれないし、ふたごは予定日まで待つとリスク高いので、
予定日前、状態にもよるけどぎりぎり待って36週では帝王切開で出すのがふつう。
36週では2キロぎりぎりってとこでしょう。
そして新生児は全体的にそうなんだけど、特に体重の低い子は
「低血糖により呼吸抑制が起きる」ことがとても多いんです。
だからワシの前の勤務先じゃ、とりあえず赤ん坊の血糖は検査したし、
その場では問題なくても「低め」なら繰り返して検査をしたもんだ。
誰がやるって、そりゃ新生児科の医者、小児科医の仕事です。
この病院も地域中核病院なんだから、新生児の採血を産婦人科医がやったりしないだろう。
今回は採血の結果を甘くみたか、もしくはその後の採血指示をうまく出せなかったか、
どちらかによる医療ミスで、責任は小児科医にある。
いやだから責めようていうんじゃなくて、産婦人科医がいなくなるとか
書いている日記あったから「違うよ」ってことでね。
もちろん小児科医も足りない、特に新生児をみる医者が足りない。
小さい子が生まれたときはとにかくずーっと気配り目配りをしてないと、
新生児はオトナと違ってすぐに「命に係わる急変」をするからね。
しかも自分で「痛い苦しい」が言えないしさ。
大変だと思うよ、新生児科の医者は。
でも…ミスはミスだな。
ミスしない人間はいない。
こういうことが起きたら「だれが悪いか」を探すのでなく、
「この次からこういうことが起きないためにどうしたらいいか」を考え、
マニュアルなり手順なりを再検討しないといけない。
がんばれ。
男児に後遺症 医療ミスで賠償
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4857075
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