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2017年11月10日22:08

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私家版・短編名作選補遺(07)

(19)岡部雄二
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(詰パラ 昭和60年8月号 半期賞)

36香、46玉、38飛、19歩成、34香迄5手詰。

 まるでチェスプロブレムのような、飛び道具ばかりの手順構成。手筋ものの温もりとは全く異質な、ドライな感触がある。

(20)秋元龍司
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(近代将棋 昭和51年10月号)

59角、同と、73角、38玉、49銀、同と、48金、同と、37角成、同玉、
36龍迄11手詰。

 58とが一桝寄ってくれれば1手詰なのだが、それを実現させるのが一苦労。59-49-48と遠回りすると金の軌跡と、豪快な角の引き戻しが印象的な一局。

(21)原島利郎
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(将棋世界 平成6年3月号)

23香、22桂、同香成、同金、32角、同金、31と、同金、23龍、22金、
33桂、31玉、41香成迄13手詰。

 6手かけると持駒の角香が桂になっている。持駒変換というより、むしろ作者による小粋なマジックと解したい。
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