まずこの「18回」のすさまじさとそれを「医師がもう一回やったら」と勧めるつーのがすごいな。
流産ってのは単純に子宮内の赤ん坊が出ていくんじゃない。
母親のカラダを妊娠という正常でない状態にして、それがまた終了するので、
ホルモン的にも免疫的にも大きく動く。
その動きをそんなに繰り返したら、それはそれは大きなダメージになる。
「流産を繰り返した」という人はほぼ確実に、外見がすごく老けて見える。
気の毒にな、赤ん坊にいろいろもっていかれたな、と思う。
お産を5回くらい繰り返した人も老けてしまうけど、
子育てが大変で老けたと周囲に思ってもらえるし実際にそうだが、
生きている赤ん坊がゲットできない妊娠も母親を疲弊させる。
そういうのを「医師が勧める」つーのはなぁ、
さすがに外国は商売と割り切って不妊症専門医をやってますなぁ。
日本人にはなかなか真似ができない。
たぶん日本だと45歳で治療打ち切りを勧めるとこが多いと思う。
(患者が熱望したら「じゃあもう1回だけ」と伸ばすことはあり得るけど)
母親の年齢も、さっき書いたけどね、
45歳すぎるといわゆる「老化現象」ってやつがあるので、
妊娠した結果の合併症が起きやすく、起きた場合ハンパなく重症化しやすい。
うっかりすると妊娠過程で命を落としたり、
腎不全だとかの妊娠後まであとをひく後遺症になったり。
それだから45歳以後の不妊治療を積極的にお勧めしない、ってのはあるけど、
本人がそれを理解できるかどうか。
妊娠したい、となったら
「自分が死んでもいいから」になることってけっこうあって。
「あんたはそのダンナにほれたからいっしょになったんだろ?」
「ダンナと暮らせなくなる結果になるなら妊娠に意味ないじゃん」
とか思ったりするし、実際にそういう。
まあ日本じゃ、「奥様の命にかかわるとがあります」って説明するとたいてい
ダンナが不妊治療に反対してくれるんだけどね。
そして最後のつっこみどころはこれ。
「夫は精子がとれない、妻には卵子がない(年齢的に)」
「そこで外国から受精卵(受精胚とは細胞分裂させて育てた受精卵)をもらって移植」
ってとこ。
夫の遺伝子も自分の遺伝子も入ってない子を産むことに、
いったい何の意味があるのだろうか。
なんでその場合、赤ん坊を養子にする、じゃだめだったのだろうか。
いろいろ疑問な記事。
18回の流産と不妊治療を乗り越え、48歳女性が初出産(英)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=103&from=diary&id=4826067
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