mixiユーザー(id:8729247)

2017年08月29日16:47

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臍帯血が効果あるのは「血液のがん」のみ

しかも抗がん剤だの放射線だの使って自分の骨髄細胞を殺したあとしか効果がない。
つまり血液のがん、というのは
骨髄細胞ががんになってしまって正常な血液細胞を作れなくなる、という病気。
正常な白血球を作れなくて外から入ってきたバイキンを殺せないとか、
正常な赤血球が作れなくて酸素必要な場所に酸素を運べない、とか。
こういう患者さんは、まず「正常でない骨髄細胞」を全部殺す。
抗がん剤とか放射線を使って。
そして造血機能のある細胞を輸血みたいにして患者に入れると、
「運が良ければ」この細胞がすっからかんになった骨髄にまで到達して、
「運が良ければ」この細胞が骨髄に生着してくれて、
正常な血液を作り始めてくれる。
そうこれはいわゆる「骨髄移植」です。
骨髄移植はふつうオトナから骨髄をもらって移植するんだが、
遺伝子型を合わせたりするのがとても大変で、
なかなかドナー(骨髄をくれる人)が見つからない。
その点、臍帯血からとる造血幹細胞は遺伝子型に関係なく定着しやすい。
しかもオトナの骨髄に針を何か所もさして、とられる本人はそりゃ大変だ。
でも臍帯血なら赤ん坊が生まれたらさしたる苦労もなく採血できる。
ただし赤ん坊の、しかもへその緒の中の血液なので
量が少ない。
移植に必要な量が取れないことも多い。
だから子供の血液疾患に使ったりするんだけどね。
それだって、ちゃんと入院して病気の骨髄を殺したあと使うんだよ。

つまり単に「がんにかかっている子供」に点滴しても意味ない、ってこと。

親にしてみりゃ「わらをもつかむ」気持ちで飛びついたんだろうけど、
はっきり言えば詐欺です。
「教祖さまがお祈りしてパワーを封じ込めた魔法の水」みたいなもの。
いやもっと悪いぞ。
臍帯血とはいえ人間の血液なんだから、
血液型が違えば大変なアレルギーを起こすし、
それこそ白血球が強い反応をおこして「GVHD」という現象が起きたら
こどもは死ぬ。

無届けさい帯血 子供にも投与
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4739221
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