こういう記事には意味がない

この記事に意見を寄せた人たちは、本当においしいと思ったと信じてますよ。
でもいったい何件のホテルを食べ歩いたの？
そこしか行ったことない、そこがすごくおいしかった、っていうのは
「ランキング」の資料にはならないだろうに。
数件のホテルを同じ条件（値段とか季節）で食べ歩いてもらって
その結果ならある程度信用できるけど、それでも個人の好みっつーことがあるので
「このホテルはおいしいんだって！」を１００％信用はできないけどね。
その昔に読んだ「恨みシュラン」がまさにそういうレポートで、
あれはあれで個人的な感想入りまくりだけど
でも、「世間一般ではおいしいと評判」の店を次から次にぶった切るのは痛快だった。
料理評論家がやっている店もあったし、
まさに評論家さまのご案内で行ったのに「…」な店もあった。
評論家は商売で記事書く場合があるから仕方ないんだけど、
実際に食べておいしくないんじゃ仕方ないよね。
何が言いたいかっていうと、この記事は
「行ってみて朝食おいしかった」リストにはなっているけど、
それで順位、ランキングを決めたら気の毒だろう、ってこと。
それにしてもたくさんの人が行く観光地で人気のホテルで朝食まずいのはありえないでしょ。
すぐに客来なくなるから、おいしくて当たり前でしょ。
だからこの記事とは逆の見方、つまり「朝食まずかったリスト」はぜひ知りたいです。

2017年版「朝食のおいしいホテルランキング」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=4544333

追記；
１位のホテルピエナ神戸の公式サイトで朝食ビュッフェを確認しました。
スイーツが多い。
朝食なのにステーキだの子羊の煮込みがメニューにある。
和食はやや地味なおかずばかり。
パンは種類が多くジャムの多様さに目を見張る。
というわけで、朝からたくさんいろんなものを食べる若い人、
洋食でパン主食の人には評判いいかもしれないけど、
ごはん主食にするといきなりしゃけとか佃煮くらいしかおかずの選択肢がありません。
「朝食ランキング」だとそういうことがまるでわからないし、不公平ではないかしら。
いっそ「朝食ビュッフェランキング」にしてしまえば、
ビュッフェ内容の多様さとかひとつひとつのおいしさが調査結果に反映されるかもしれません。