JR東海の大月にある超電導リニア実験線の有料搭乗に当選、3月23日に行って乗ってきました。
☆=写真拡大可
☆ 下り方向の通過。まだ500km/hに達しておらず480km/hでの通過。弾丸列車と書きましたが初速が遅いと言われる45ACP弾のコルト ガバメントの初速の半分速度・・・まァリニアは音速を超えてませんから
と言っても秒速140m近くと気違いみたい?な速さ!
無料搭乗の時代から7〜8回以上は抽選に申し込んでたでしょうか・・・登録メールに当選確率が高くなる(倍率が低い便)などのアドバイス?が書かれていて、それに従ってみたら一発で当選しました。実験なのにお金を払って乗るのに少し抵抗感が無いわけではありませんでしたが、有料なだけあってか? 誘導案内等は丁寧なものでした。
実は高速リニアに乗るのは3回目。古くは1985年のつくば博でのJALのHSSTで初めて乗車。博覧会内の入場関係は無料が原則のですが会場内の敷設に高額の資金がかかってしまった事から、例外処置として有料での乗車でした。高速走行はしませんが高速走行を前提とした開発が進められてました。残念ながら後年になって開発は中止されてしまいました。
次に乗ったのは去年、2016年6月の中国で帰国時、上海空港でのトランジットに時間的余裕があったので空港〜街を1往復乗車しました。この時の時速は301km/h。
JALのHSST、上海リニア共吸引式浮上のリニアでしたがJR東海の反発式浮上リニアの乗車は初めてです。しかも最高速は500km/h、一般人が乗る事が出来る地上を走る乗り物(厳密には少し浮いてますが
)しては最速と言えます。
山梨リニア実験線は以前一度だけ写真を撮りに来た事があり、その時見学センターに居合わせたオバチャン達が「東京で大きな電車事故があったみたい?」と話ししてて、何の事かいな??(当時は田舎の屋外でネットを観れる環境にありません)と思って帰ったら、それが東横線中目黒駅脱線側面衝突事故で犠牲者も出た痛ましい事故でした。時に2000年3月8日、ちょっと悲しい忘れられない日になてしまいました。って事は前回実験線に来たのは前世紀である17年も前か!
さて前置きが長くなりましたが、当日は暫くぶりにJEEPを走らそうとも思いJEEPで出撃・・・と言っても出発が遅くなってしまったので途中までイヤイヤ高速をば・・・
実験線乗り場でもある見学センター周辺は以前には無かった大きな駐車場が整備されてました。
以前は公共交通が無く最寄り駅から20分以上の徒歩を強いられてましたが、いつの間にか路線バスが開設されてました。JEEP走行に拘ってなかったら電車+バスで来たかったですね〜。
☆ 17年前は見学センター南側の山の公園から結構撮ってましたが、今回観て見ると走行線が以前は北側の線だったのに対し今回は南側の線の為、防音壁で隠れる所も多く、高速道橋の手前も新たな搭乗施設が造られてリニア線が隠れるような状態になっており、山から撮れるのはせいぜいこの位・・・ 撮れるポイントが殆ど無くなってたので1列車を撮るだけで引き上げ。
見学センター前に置かれた記念撮影台。方向的に富士山がバックになるのは嘘であります
見学センター内も幾つかの大型模型が展示されてます。
☆ 見学センターの見学ラウンジより。ガラス超しですが、ここしか撮れるポイントはないようで・・・ 停車中のリニア。
☆ 保線関係車もよく見えます。多分人員輸送車と思いますが実験線が42kmもあると必要な車両ですね。リニア軌道内を走る両運転台の特殊車です。走力は多分エンジンかと。
☆ 実験線中、僅かな区間ですが露天状の地上区間もあるので左に見えるようなロータリー除雪車があるようです。
☆ 上り方向通過は500km/h。高速シャッターでも先端がブレてる・・・ ガラス越しなので流し撮りは、やり難いし撮影には思った以上にハードルが高い?
編成が7両と前試験車より長いので前の時のようなアッと言う間に通過、よりはホンの僅かですが「通過中」を感じられるものに
見学センターで見かけた富士山カオハメ。
入口付近には懐かしいピンク電話が。今やダイヤル式は貴重かも?
搭乗便の集合時間になったので乗り場に向かいます。入口の何とも厳重な門。
まずは顔ハメが御出迎え
今回珍しく?ハメました
入場時にX線検査があるので、まるで約2週間前に行って来た中国国鉄乗車時みたいな・・・と言うより航空機搭乗時のような、か。発券機で搭乗券の発行も航空機的。
☆ 待合室の展示モノで、有人鉄道最高速度ギネス認定書。
今回乗るL0(ゼロ)系リニアの模型。
乗る時も飛行機のボーディングブリッジみたいな感じ。翼が無いので距離は短いです。
車内座席。通路反対側が車椅子対応シートで単座のもの。営業車と同じような造りという事で折り畳みテーブルやドリンクホルダーもありますが、実験車内は飲食できません。また指定席が偶然?一番端だったの事から予備席用?の空席が、すぐ後ろにあり同行者はそちらに座れたので座席を広々と使う事ができました。空調は窓下の腰の位置から風が出てる事から重たい機械類は全て床下にあるようです。
一般人の乗車は2・3号車のみだったので、他の1&4〜7号車は実験観測機材等が積まれてるのかと想像。
扉も密閉扉で、その奥は立入出来ませんでしたがトイレや洗面所も、あるようです。低速時接地状態時もタイヤなのか鉄道車両とは思えない程の加速感があります。減速時のタイヤ接地時は飛行機そのものの感じです。
☆ 往路の先は甲府盆地で見えてる中央辺りは塩山。かっては森林鉄道や石材輸送軌道があった場所ですが、そんなトロッコ軌道跡地周辺をリニア車内から眺められる時代が来るとは
☆
☆ 往路のTVモニター。上海リニアの時も思いましたが高速走行時は鉄車輪鉄道より揺れが大きく感じます。
☆ 中央高速道を越える弧線橋を500km/hで通過。正にアッと言う間です。
☆ 試乗を終えて下車後、リニア前面が眺められる場所、これもガラス越し。
試験線は約42kmですが、搭乗走行区間は甲府盆地〜整備場の35km、の高速走行往復とリニア見学センター前乗り場〜整備場の往復・・・この短区間往復も最高速は300km/h以上で走ります。また甲府側を起点として東側が終点としてるのが在来鉄道の東京起点とした上り下り方向が逆になります。理由、聞けばよかった・・・
せっかく来たので見学センターの隣りにある有料ですがJR東海の施設 どきどきリニア館にも。搭乗券を見せると割引になりました。
☆ リニアの模型。左は最初の浮上式で国分寺の技術センターに保存されてます。確かこれの走行模型もあって、子供の頃の当時、めっちゃ欲しかった思い出も
その右は宮崎実験線の無人実験車。高校生当時、鉄研文化祭テーマにリニアを取り上げた時の車両、勝手に走るコッペパンって呼んでました。その右の有人実験車で、ようやく車両らしい形状になったという歴史が。
☆ 前実験車の実車 MLX01-2。
車内も見学出来ます。何故かシートは片列だけで現行試験車より車体幅も狭いように感じます。
☆ ここも見学ラウンジがあり、先程の保線車群の反対側が眺められます。無蓋車と言ったところですが案内軌条式のタイヤ車なので、ちょっと鉄道車両っぽくない感じ。
☆ その横を下り方向約480km/hで通過。屋外見学場もありますが全面に細かい網があるので、結局屋内ガラス越しでの撮影。、また見学センターもそうでしたが見学ラウンジにはリニア走行時の位置と速度を示すモニターがあるので、解り易いです。
☆ 往路は横位置を狙ってみましたが500km/hでは高速連写でも、まともなのはこれ1枚だけ。しかも流れてるし
☆ 館内の乗車できるミニリニア。ちゃんと浮上しており制限100kgとあって、同行者と二人で乗ると制限湯量を越えてた筈ですが平気でした
リニアモーターを説明する展示実験モノも一応こんな形で統一されてます
☆ 帰りはちょっと寄り道して整備場を覗いてみました。17年前は何カ所か眺められるポイントがあったと思いましたが現在は状況が変わったのか、ここ位しか軌道辺りを見る事ができませんでした。
約2週間前は中国のナロー蒸気列車、そしてこの超高速のリニア500km/h走行乗車と対極の二つに乗れました〜
2017リスト
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1954572447&owner_id=1335677
ログインしてコメントを確認・投稿する