mixiユーザー(id:8729247)

2017年03月12日11:30

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一度にあまりたくさん思い出さないようにする

震災のことは、他人事のように考えて感情を動かさず事実だけ見るようにする。
思い出すときも「事実」として思い出す。
そうしないと涙が止まらなくなって何もできなくなる。
いつまでも泣き続けることができる。
弟が死んだときも、葬式終わるまでほとんど泣かず、
葬式の手配やら香典計算やら済ませて、1週間の忌引きをめいっぱい働いた。
家に帰って、1か月後から「昼休みに机に座ると涙が出る」状態になり、
数か月続いたが、あのとき「悲しい気持ちはとっておくことができる」と学んだ。
それが今も役に立っている。
悲しい気持ち、つらい気持ちにふたをして事実にだけ向き合えば
患者さんの話も聞くことができ、新聞も読める。
思い出すときは、何も仕事がない自由時間に、少しだけにする。
たぶん10年か20年かけて泣き終わると思うが、
身内をだれも震災で亡くしていない自分ですらこうなのだから、
実際に家やともだちや親族を亡くした方々は、このあと一生泣かないと
あのときのつらさを出しきれないかもしれない、と思う。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4473451
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