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2017年02月24日23:55

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台湾軽便鉄道展 横浜

2月16日、横浜 原鉄道模型博物館の台湾軽便鉄道展へ行ってきました。ここは週末だと入場制限がかかるくらい混むと聞くので、ちょっと無理して平日の来場です。

☆=写真拡大可

台湾の糖廠鉄道(さとうきび鉄道)と森林鉄道の紹介が中心で、それぞれ旅客営業をしてた&してますが、原料輸送の傍らで旅客を取り扱ってか感じが強いので日本の軽便鉄道営業路線とは、ちょっと雰囲気が違う捉え方を個人的にはしてます。

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☆ 台湾から実車も1台、烏樹林(ウースーリン)糖廠から巡回車が博物館のあるビル前に展示されており、ゆっくり観察できます。烏樹林糖廠は廃止されて久しいですが軌道施設が博物館として保存展示と観光列車が運転されており、私メも15年程前に現地を訪れて、この巡回車も観ています。

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☆ 車内には入れないので窓越しに撮影。巡回車・・・連絡用モーターカーですから営業車ではない為、車にの椅子も簡単なものです。運転者も中央横向けに座って少し離れた窓越しに進行方向を視認するので、死角も多くて大変そうです。ハンドルはブレーキで他は基本マニュアル自動車と変わりませんが逆転機レバーが見当たりません。意外とエンジンカバー内にあるのか、そもそも逆転機が無いのかは、外から見るだけでは判りません。エンジンカバー部に付いてるメーター類はJEEPと同じもの(と、思う)も見えますが運転者の方を向いてないのが、いかにも古い事業車といったところでしょうか。

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床下を覗くと無駆動輪直後がラジエーターですが、ガードが車軸に干渉してるしあせあせ(飛び散る汗) 製造が大正末期と古く改造も幾多と受けているようで鉄フレームのあちこちに切断と溶接痕が見受けられます。しかし出来る事なら輸送パレットに載せたままではなく仮設レール上に置いて欲しかったですが、まぁせめてパレットとの固定バンド位は外して欲しいですねぇ。

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センターバッファー連結器のピン穴が斜め方向楕円になっており、反対側連結器も同じ方向に楕円になってましたが理由は判りません。国内の軽便車両連結器に、このようなピン穴は見かけませんのでバッファー形状に由来するのかも知れません。

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☆ 近代的なビルの1階ホール越しに見える古い軽便車両風景ってのも、なかなかのものかとほっとした顔

原鉄道模型博物館、今回で3回目。常設展に加え軽便展は糖廠鉄道や森林鉄道の切符類や小物の展示が中心で約15年前の私メの訪問時に見たものや手にしたものもあり、懐かしい所もあります。同行者の一人は台湾戒厳令時代に、これらの鉄道を訪れた事があり、こういった場所で当時の話を聞くのも楽しいものです。

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☆ これは烏樹林駅長席の再現。私メは現地で、これを見ており既に博物館になってましたが旅客営業時代からの駅長氏が引き続き業務をしておられ日本語も話せる方だったので、いろいろとお話を伺い帰国後に御礼の手紙を出した思い出があります。その時も、この制服を着ておられました。右の青い箱はタブレット交換機です。机の上も、もっとゴチャゴチャといろんな物が置かれてましたけどねむふっ

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☆ せっかくここに来たんだから、1番ゲージ模型運転整理券も当然取得、今回もリアル運転台の模型運転を楽しんで来ました。運転できるのは小型TVカメラが装着されたドイツ103形電気機関車で実車はラインゴルドも牽引した車両。運転席は日本形なので厳密には違う訳ですが、そこは模型運転を楽しむという事でウインク レイアウトが巨大なので、この車両搭載カメラモニターが無ければ、どこを走ってるか判らなくなります。

ここで一旦館外に出て近くでランチ。この付近はランチタイムでも、ほぼ1000円とチト高メです。

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館内の展示写真の1枚、まるで尾小屋鉄道キハ1そのもの!目がハート 糖廠鉄道なので軌間も同じだし排障器以外はホントそっくり。多分戦前入線の日車製でしょうね。

展示物を見て周ってたら林鉄同好の知り合いに偶然遭遇。平日だけど空いてる時にというのは皆考える事は同じ?

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博物館Gゲージレイアウト上には無可動ですが烏樹林糖廠で保存運転されてるベルギー チュービッツ製SLのGゲージ模型が。線路幅が1番ゲージと同じなのでレイアウトの線路上に乗ってるとはいえ模型規格が違うので周りの欧州車両や北米車両とのスケールは倍近くの差があるかとあせあせ(飛び散る汗)

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その後はいつものようにレイアウトを暫く見学。車両が大きい分、走行音も模型とは思えないほど大きく、いつまで見てても飽きが来ません。

その先の展示場にあるHOゲージレイアウト、他の博物館系ではHOレイアウトが見せ場の一つになりますが、ここでは1番ゲージレイアウトの影に隠れて?HOが貧相に見えてしまう??ウッシッシ

会場を後にすると、まだ外は明るかったので、すぐ近くの高島水際線公園へブラリと散歩。

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公園のすぐ横を走る貨物線横に公園化整備工事の時に地中から掘り出されたという謎の動輪が展示されてます。最初は小型入れ換え用機関車のものかと思って、よく見たら国鉄軌間より狭い762mm軌間、いわゆる軽便規格です。

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近寄ってよく見てみると、これが実に怪しい・・・! 軽便機関車車輪にしては周りのタイヤの幅が広く、しかも鋳物のスポーク車輪とはボルトで固定?(普通は焼入れ嵌め込み) 何かの理由でタイヤ部交換の時に国鉄規格のタイヤ幅の物を流用したけど僅かに合わず、ボルト固定をした?ってのが同行者との一致した意見でしたが、実際のところはどうだったんでしょうか? それに、これがどこで使われてたのか・・・近くに、かってあった造船所内の資材輸送軽便機関車だったんでしょうか。

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☆ 貨物線の通過時間になったので近くの跨線橋上から1本撮影、根岸タンク列車ですね。

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その先の橋まで行くと、丁度水上バスが通りかかり・・・

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☆ 日没直後のベイブリッジ前を航行するロイヤルウイング、旧くれない丸。

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横浜駅に戻る途中の横浜ベイクォーター2階テラスに置かれてた販売車。一見ボンネットトラックですが前輪は車軸もない伊達車輪なので「?」となってたら、引いてよく見たら普通のキャブオーバートラックにボンネットの鼻を付けただけのもので、オリジナル構造はそのまま。ある意味六輪トラックに?わーい(嬉しい顔)

ラストに宣伝うれしい顔 軽便鉄道展は来月の3月13日まで開かれてます。 

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☆ 画像はHPより


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