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2017年02月23日14:59

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こっちの記事は「死因がわかっている子」の話

先天性の重症な疾患を抱えていることが子宮内にいるうちにわかることがある。
その治療をするかしないか、するとしたらどんな治療がいつまで続くか、
産婦人科小児科小児外科などなどとご両親が膝をつめて何度も話し合う。
で、結論を出す。
できる治療をいっぱいいっぱいまでやる、途中であきらめない、という選択もある。
医者は全力でその方針でがんばる。親御さんもがんばるし、その子もがんばる。
がんばった結果「いい状態」に持っていけることもあるが、
結果が出ないとか結果が出る可能性がものすごく低い、っていうこともある。
その場合、何もしない、とか、やっても最低限だけ、の選択もある。
一生懸命治療してきたけどもうダメで、「最後はご両親にだっこしてもらいましょう」ってなることもある。
生きているうちにだっこしてもらうのは大事、わが子をだっこした経験は宝物だから。
無理な治療で苦しめたくない、と思うのも親ごころ、
生きて少しでも長くいっしょにすごしてほしい、と思うのも親ごころ。
どっちの選択をするのも見てきたし、協力もしてきた。
はやりの出生前検査ではわからない胎児疾患だっていっぱいあるんだよ。
医学の進歩はなんでもわかるはずだしなんでも治せるはず、と思ってはダメ。
できないこと、わからないことのほうがまだまだ、ずっと多いんだから
子宮内での重症な病気、とその結果としての赤ちゃんの死、に顔をそむけず
きちんとお見送りしたいと思う。

■亡くなった我が子を抱きしめる… 後悔しないためにできること
(dot. - 02月23日 11:33)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4446240
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