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2017年02月15日19:31

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ジャングルの元鉱山鉄道 スマトラのモレック 11

前日記、モレック10から半月も開いてしまった・・・あせあせ

2014年のインドネシア スマトラ島のモレック、現地2日目の朝がスタート。

☆=写真拡大可

・11月16日 その1
この日は日曜日、NapalPutih(ナパールプティ)の広場でバザールが開かれる曜日です。

早朝4時頃、集落内のスピーカーから聞こえるコーランの声で目が覚めました。赤道直下とはいえ、この時期の夜は適度に涼しくよく寝れました。目が覚めたのが早過ぎましたがボンヤリしてる間に夜が明けて、家の住人がポットに入れたお湯を持ってきたので前日の夜の食堂で仕入れたカップ麺で朝食です。

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ナパールプティには宿泊施設が無いので民家1軒を借りて、そこでガイド共々寝泊まりする事になります。止まってる車は空港のあるBengkulu(ベンクル)からのチャーターした四駆車。

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玄関は広く、ドアの外で靴を脱いで上がります。

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母屋の中央に位置する居間。これがインドネシア、スマトラの一般的な民家室内と思います。細かな家財道具は小さな部屋に全部入れて接掟、家人は我々が借りてる間は別の所に居るようで(多分親戚の家)頼めばお湯位は持って来てくれるようです。居間に接してる二部屋にベッド&マッドが置いてあり、これが寝具になります。窓上部の格子部から常に風通しがあるのが熱帯の家らしいと言えますが網などは掛ってないので虫も結構入って来ます。
台所はありますが料理はしないので使いません。他は水シャワー&トイレは共用。
水道は母屋横の井戸からポンプで汲み上げてましたがポンプの調子が少し悪く2日目夜には、とうとう故障してしまいました。

バザールが開かれる日はMolek(モレック)の出発がいつもより1時間程遅いのでナパールプティの乗り場に向かう前に昔のナパールプティのモレック乗り場に立ち寄ってもらう事にしました。
車で狭い下りの道を抜けると雑草の生えた広場に出たので地元民に旧乗り場の場所を聞いてから旧乗り場へ向かう緩い上り坂のダート道に入りかけると、路面から線路が顔を出してます。これ、線路跡? このダート道を150m程進むと・・・

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☆ 旧ナパールプティ停車場(乗り場)に出ました。

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☆ 側線があり、ちょっとした広場になっており、集落より一段低い場所になります。

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☆ 奥のモレックはボディーだけなので、手前のフレーム&車輪がボディーから外されたものでしょうか。

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☆ 側線の奥には何か怪しい車体が。

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☆ 最初はモーターカーかと思いましたが、どうも内燃機関車のようです。後ろ向きのキャブがダイハツミゼットに見えて仕方が無い・・・ウッシッシ

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☆ 内燃機関車の正面側。現地ハンドメイドで「ISUZU」と書かれてます。多分いすゞのエンジンが使われてたからかな? それにしても、このヘッドライト、つり目状の怒った顔つきってのはよくあるデザインですがタレ目ってのはあせあせ 何とも不思議な形をしてます。

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☆ 広場の奥には無塗装のモレックボディーが置いてありました。

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写真を撮ってると近くの民家から女の子が我々の様子を眺めに来ました。

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右の女の子の服にドラえもんがプリントされてますが一見マトモに見えたので正規品?と思ったけど、よく見たらドラえもんにシッポが無い? やっぱパチモンか??ほっとした顔

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☆ 広場から鉱山のLebongTandai(レボンタンダイ)とは反対方向、軌道起点方向を見たところ。

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☆ すぐ先にポイントがありましたが、この感じでは時々モレックが、ここまで入線しているようです。

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☆ 少し先にはターンテーブルがありました。押すと簡単に回ったので、一応現役のようです。

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☆ ターンテーブル先は下草と土で埋まったのか線路は殆ど見えませんが、100m程進んで緩い坂を下り切った場所が、行きがけのダート道入口で見かけた埋まった線路。
その先は草地の広場がありますが、よく見ると川のすぐ横で蔦が絡まったクレーンアームも見えます(木々が邪魔で写真は撮れず)。この広場が産出物を船に乗せ換えてた場所、軌道起点でしたが、このクレーン以外は何も設備らしいものは見当たりません。

この広場から軌道だと約2km、車道だと3km弱程行った先がモレック現乗り場になります。ここに向かう途中の道路が舗装工事中で何と通行止め! 様子を見に外に出て車に戻ろうとしたところでアスファルトフィニッシャーの横を通りかかったら足元に付き出てた計測棒?に思いっきり足を引っ掛けて転倒・・・カメラは何とか無事でしたがGPSレシーバーの台座が折れたがまん顔 でも機能してるようなのでログだけは取り続ける事が出来そうです。しかし時間記録がイカレテたのか帰国後撮影時間で撮影場所を特定しようと思ったら全然ダメで泣き顔
工事は一段落したら、すぐ通行可能になったのでコケて損したもうやだ〜(悲しい顔)

・・・てな災難にもメゲずにあせあせ

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☆ チャーターモレックの乗り場に直接到着。オランダ国旗カラーのモレック既に本線上にありました。側線から出す所が面白いのに、それが観れなくてチト残念。

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☆ バザールの日は荷物が多いのか平トロが連結されてます。

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☆ 出発まで少し時間があるようなので、今日もオランダ国旗カラーモレックのウォッチング。エンジンはクボタなので日本語表記も見えます。

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☆ 運転席から前方を見ると窓にはキズだらけのアクリルを通して少しボヤけた風景が。ドライバーは、これで運転して行く訳でたらーっ(汗)

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☆ 軸受ベアリングはカバーが無いので露出してますが一応毎回オイルは打ってるようです。。フレームとの間には一応緩衝材が。これが唯一のクッション。

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車体角にはペーシ(レール継ぎ板)流用の補強材?

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横のベンチには乗車待ちのオバチャンズ。

交差点の乗り場まで線路上を歩いて行ってみました。

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☆ 本線上に停車中のモレック。

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☆ 荷物が一杯積まれた平トロの連結作業中。

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☆ どの民家の前でも本線上で待機中。既に人も乗込んでます。

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☆ 乗り込んだままでの出発待ち。既に陽は高くなっており日なたは結構暑いので、どのモレックも日陰で待機中です。

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☆ 本来の乗り場には、今日は1台だけ。

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☆ これも日陰で待機中。

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☆ 皆さん、寛いでます。

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☆ チャーターモレックまで戻って待ってると、奥の方から出発した他のモレックが、我々の前で停車。我々のチャーターモレックに連結された平トロも山のような荷物が積まれており、間もなくレボンタンダイに向かって昨日より約1時間遅い出発です。

 続く


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