調べてみたら、最後に温故知新を書いたのは去年の6月25日。約半年ぶりの再開となるが、気分次第でまたすぐに中断するかもしれないので、余り期待しないで下さいな(笑)。
さて、今日読んでいるのは詰パラ522号(平成11年9月号)。学校で目についた作品を2題紹介しよう。
溝口 博
(詰パラ 平成11年9月号、半期賞)
16馬、同銀、14角成、同玉、25金、同銀、13龍迄7手詰。
初手から14角成は34玉で逃れ。まるで玉の遁走を手助けするような16馬!が意表を突く妙手だ。11龍は何とかしたいところだが、初手から45角成の強烈な紛れがあっては致し方ないところか。
市島啓樹
(詰パラ 平成11年9月号)
33角、イ25玉、29香、ロ26馬、15角成、同香、14銀、34玉、35歩、同馬、
23銀、33玉、34歩、同馬、同銀、同玉、25角、33玉、43角成、同銀、
23と、34玉、24と迄23手詰。
イ同馬は17香以下。
ロ26香は36銀、16玉、27銀以下。
序における限定遠打と移動捨合を絡めた応酬は、この作者らしく密度の高い攻防。その後は軽く流した感じだが、大駒捨てで収束を手堅くまとめたのは流石だ。
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