いよいよMolek(モレック)現場に向けて出発。
☆=写真拡大可
・2014年11月15日 その1
ケタウンのホテルで就寝中の深夜、結構な雨音が聴こえてましたがそれも朝頃には止み、夜明け前の早朝にホテルを出発します。
前日のベンクルからのチャーター車、トヨタのSUV四駆。ベンクルからケタウンまでの海岸沿いの道路は幹線道路でしたが、ここからMolek(モレック)起点のNapalPutih(ナパールプティ)まではケタウン川沿いを約20km強程溯りますが、これがスマトラでも田舎道になり・・・
舗装されてても道幅共こんな感じの道が続きダート道も続きます。ナパールプティまでは真っ直ぐの道ではないので集落や畑の中の何の標識も無い交差点を何回も曲がって進みます。写真はナパールプティ集落内。
もう少しでナパールプティという所の集落内で何かがメイン道路を塞いでます。
☆ 近付いてみると・・・それは準備中の結構式場! 主催者の席と左に新郎新婦の写真が飾られてます。
横には舞台が造られており、バンドの演奏があるようです。その右下に見える舗装路がメイン道路・・・
早い話が結婚式の為に集落の就寝道路を完全に塞いでる訳です。でもこれ、多分通り掛かりの人も御祝いに参加できて御馳走が振舞われるのかもしれません。偶然やって来た我々も枝に付いたままのライチーの実の束が振舞われました
駆け付けに来てるらしい関係者の車の1台?がアンビュランス・・・つまり救急車。多分私用中
しかし、ここで結婚式で足止めを食らってる訳にはいきません。う回路を聞いて先を進みます。う回路と言っても民家の軒先の車ギリ1台分幅のダート道です。
今晩の泊る宿(民家です)を確認してからナパールプティ集落先のバザール広場を過ぎた先・・・
☆ 突然Molek(モレック)の乗り場に到着しました。
☆ 乗り場は踏切りにもなっており、その全景。
以前は8時頃の出発と聞いてましたが不通区間が乗じてるこの時、ダイヤが少し変わったようで出発は9時頃との事、まだ1時間40分以上の余裕があります。んでもって、早速周りのウォッチング開始。
☆
☆ と、言っても出発まで、まだ時間があるので人が集まっておらずネコやら犬やら山羊がウロウロしてます。
☆ 以前は乗り場すぐ前の商店に軌道使用料徴収の親父が居たそうですが、2014年の時点で少し前に亡くなったそうで、この時誰が徴収してるか解りませんでした。
☆ 乗り場踏切り横の、もう1軒の商店。
☆ 乗り場からレボンタンダイ方面とは反対側、下流側も少し見て見る事にしました。2014年時点での、この乗り場は軌道起点ではなく更に下流側へ約1.5km程、線路は続いてます。しかしこの線路、堆積した泥類で併用軌道のように見えます。
☆ 少し歩くと側線に置かれたモレックに遭遇。しかし足元は朝までの雨で泥沼状態。左奥に民家があるので、そこの所有車と思われます。
☆ 泥の上には平トロも。 この先の線路の足元は、ずーっと泥沼状態が続いてるみたいなので、ここで引き返して元の乗り場に戻ります。
☆ 客待ち状態のモレック群。
☆ 側線には廃車体らしいモレックが。車輪が片方外されてありません。この側線は珍しくポイントで分岐してるんですが・・・
☆ トングレール等の部材がありません。最近は側線として使われて無い様子です。
☆ 今度は終点のレボンタンダイ方向へ少し歩くと、すぐに出発スタンバイ中のモレックと遭遇。奥に角材レールの側線が見えてますが、その手前の地面の2本スジ・・・噂に聞いてたレール無い所を走った跡っぽいです
☆ この先の軌道状態はジャワ島のさとうきび鉄道に見られる位の至って普通?のトロッコ軌道に見えるんですが・・・
☆ 子供がモレックを押して移動中。
☆ モレックの後ろを開けて車内に荷物を積み込むようです。手前は平トロと積まれた荷物。
☆ 再び乗り場に戻って・・・今歩いて来た線路を振り返る。
出発までまだ時間があるので乗り場横の家(商店?)で朝ごはんのミーゴレンを頂き、家人に頼んで2階に上げてもらいました。
☆ そこからの乗り場の俯瞰。乗り場=踏切りにもなってます。
☆ モレックと商店。
民家2階は質素な造りで少々の家財と寝る為のマットが置いてある程度です。靴は脱いで上がります。
1階商店の隅では生まれて1〜2日程の仔猫が。前日から2匹程減ったそうです・・・
我々のチャーターするモレックは乗り場から200m程レボンタンダイ側へ行った所からの出発なので、車で移動。
☆ チャーターしたモレックの民家に到着。後部窓にアクリルが嵌ってたので、頼んで取り外してもらいます。この後部窓から多くの写真を撮る事になります。この車体のカラーはインドネシアの旧宗主国のオランダ国旗カラーと同じとは帰国後に指摘されて気付いた次第
左は廃車体。
☆ 別の側線には平トロが置かれてます。
☆
☆ 下の乗り場から満員になったモレックが次々と通過。
全部先に上がってしまうとチャーターモレックの後ろから付いてくるモレックが撮影出来なくなるので・・・
☆ チャーターモレックも本線に出場。
☆ 助手がバランスを崩して1軸を持ちあげて転回中。続行のモレックの先行を阻止する事に成功
正面窓下にライトが1灯付いてますが、その下にはボディーに貼られた板に描かれたヘッドライト?
☆ 我々鉄チャン3人は狭い後部窓に張り付いて
我々のモレックはチャーターですが他にも数人の乗客を乗せて9時少し前にLebongTandai(レボンタンダイ)方面に向けて出発です。
続く
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