人間の子もこの顔で生まれることがある

サイクロップス、単眼症、全前脳胞症。
いわゆるひとつめ小僧で、大脳が左右に分かれるときの不全。
鼻はそもそもおでこあたりにあってね。
大脳が左右に分かれるとき、顔の真ん中を下がってくる。
大脳が分かれないと、おでこにちょこっとした出っ張りがある状態で、鼻ができない。
顔が左右に分かれないので眼窩はひとつ、中にふたつの目玉。
鼻がなく、すぐに小さい口がある。
昔の絵巻なんかに書かれた「ひとつめ小僧」はたいてい大きいなひとつめと小さい口で、
中にはおでこにひょろんとした突起がついているものがあったり、
一つ目の中にふたつの黒目が描かれていたりするので、
書いた人間は見たことがあるんだな、と思う。
もちろん大脳が二つにわかれない場合すべて同じ顔になるわけじゃない。
全前脳胞症でもちゃんと顔がふつうにある場合もある。
別に人体実験とか環境悪化とか薬害とかなくても、一定確率で生まれる奇形の一種。


サルの顔を持つブタが中国の農家で誕生　「異種間交配実験の失敗作か」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=103&from=diary&id=4336455