銀座と市ヶ谷と九段下の展覧会。
☆=写真拡大可
・12月8日
知人の展覧会を観る為に銀座の銀座奥野ビルのギャラリーへ。このビルは昭和7年竣工と銀座でも最も古いビルのひとつ。 ビル外見は外装工事で足場に覆われた状態なので、今回は写真を撮れず。
元々アパートビルだった事もあってギャラリーと言っても結構狭いです。現在はギャラリー、店舗、事務所ビルで原宿同潤会アパートの、もっと小規模のような感じで使われてます。
今回写真は撮らなかったけどエレベーターは扉が手動、元々アパートだったことから地下には共同浴場跡も少し前までありました。
奥野ビルの廊下。
ここの306号室は最後の住人が住んてた部屋でしたが数年前に亡くなり、住宅としての面影た残るこの部屋をギャラリーとして使用しながら保存して、中を見学も出来ると言うので、それならば・・・
☆ 玄関扉は引き戸。昭和初期の当時は玄関扉は引き戸が普通でしたが今の目でビルの設備として見たら変わってますねぇ。勿論木造で風通しのシャッター状に開く窓も見えます。冷房など無い当時、風を通す為の工夫でしょう。
瞬間湯沸かし器等を外した跡など流しは一度撤去、ギャラリー化の時に小型の流しを設置し直したと想像。
二部屋分あり広い方も団地サイズ?六畳位。左に立ってる男性は大柄な方とはいえ狭さが解ります。一時期美容院として使われていたそうで右の絵の下の壁には当時の鏡(これはそんなに古くない)が、まだそのまま残っているそうです。
帰りに西新宿に出たところで見かけた看板。トリトンと聞くと頭に「海の・・・」を想像してしまいますが、右の足形を見ると鳥と豚のようで
昔、埼玉県に「流れ鮨とりとん」ってチェーン店があったけど、関係無さそう。
・12月10日
以下は勝手に紹介。
この日は展示会のダブルヘッダー、まず向かったのは市ヶ谷のキャラクターアート展。漫画家やイラストレーターが出展しており、10日は丁度オープニングパーティー。
☆
☆ 駅からすぐの山脇ギャラリーで22日までやってます。
ギャラリーを後にして次に向かったのは九段下のイタリア文化会館の「マルコの世界展」
40年前(!)のTVアニメ「母をたずねて三千里」展です。
山脇から歩いて行ける距離ですが、何故か昨日から歩くと片足に痛みがあり、10分位で行けるところを足を引きずりながら3割増し?時間で移動
この日はキャラデザインの小田部氏のトークショーがあるので、それなりの人出です。
☆ 宮崎氏の描いたレイアウト。左上の港に停泊する帆船のレイアウトが凄い・・・
展示を観た後のタイミングでトークショウーの始まり。質問者はイタリア人ですが日本語での質問です。
トークは小田部氏が話されたものを通訳がイタリア語でも話す形式。外人も居るとは言え日本語が判らない人は居ないでしょうから、多分イタリア本国に映像を送るんでしょうね。
しかし三千里の世界は出発こそイタリアで主人公もイタリア人ですが舞台の殆ど?はアルゼンチン。質疑応答の時も展示会を何故アルゼンチン大使館がやらないんだ?と笑いを誘ってました。実際イタリア本国でも隣国スイスが舞台のアニメ、ハイジは(制作メインスタッフが三千里とほぼ同じ)知ってる人が多いそうですが三千里はオンエアされたにも関わらず知ってる人が少ないんだとか。
私メ自身、イタリアは最北部地域にたった2時間強程でしたが滞在した事せいか、妙に親近感みたいなものがあったりして。舞台になったジェノバって、もっと南の方かと思ってたら結構北部なんですね〜
マルコ展は今月22日まで、九段下千鳥ヶ淵近くのイタリア文化会館で。
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