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2016年12月04日22:57

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信州ナロー軌道遠征記1

約1ヶ月チョイ前の10月23、24日にナロー軌道の運転、廃線跡、保管車&保存車を訪ね回ったジープ旅行記。

☆=写真拡大可

そもそものきっかけは知人が木曽上松 赤沢の保存林鉄車両の計測を計画してたのがきっかけ。赤沢の奥地は10年位上行ってない事もあり、王滝林鉄フェスタから僅か2週間後でしたが再び木曽谷へ踏み入れることにしました。


・10月23日 木曽上松 赤沢自然休養林内 赤沢森林鉄道
前日深夜にJEEPで出発、一部だけ高速道を走り岡谷で給油しようとしたら燃料タンクの鍵が不動? 一瞬給油不能かと思ったけど鍵そのものを外して解決たらーっ(汗) まず向かったのは奈良井。

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☆ 2週間前の王滝林鉄フェスタへ向かう時にも立ち寄りましたが、この時は雨が降ってしまってたので、再撮影をする為に再び立ち寄りました。

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☆ 王滝95号機。相当錆びてますが保管されてから上塗り塗装をされてない今では珍しくなったオリジナルカラーの個体です。今でこそ雨ざらしですが長い間、カバーを掛けての保管だったためか客車の状態も他の場所の屋外保存車と比べると良い方です。

知人との待ち合わせ時間まで少し余裕があったので上松駅へ。

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☆ かっての森林鉄道起点であった貯木場跡地の工場敷地に保存されてる林鉄機関車、76号機。最近になって他の保存場所からここに移されてきました。中央線電車からは何度か眺めてましたが、やっと間近で見れましたが、工場の操業時間帯ではなかったので敷地外からの見学です。

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☆ 76号に連結されてる小型B型客車、何か変だな・・・とよく見ると、窓は本来なら互い違い引き戸で開閉できる筈が、それらしく見せた1枚窓のハメ殺し? よく見たら外部の板材も本来のものより幅が広いようです。多分どこかの時点で修復作業を受けたものと思われます。

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☆ 丁度通りかかった中央線上り電車。上松駅も林鉄があった時代からは随分雰囲気が変わった感じがします。

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☆ 上松駅構内の保線モーターカー。

せっかく上松貯木場跡の来たんだから、軽く遺構を散策。

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つい最近に解体されてしまった上松運輸営林署建物跡。手前の空地には貯木場へ入る林鉄線路が案本も敷かれてました。

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貯木場入り口の十王沢川に残る鉄橋&コンクリ橋。左の道路橋は林鉄現役時からありました。

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その道路橋の反対側にも鉄橋が残ってます。この鉄橋の現役時は引き上げ線で、鉄橋を渡ってすぐ車止めでおしまい。写真手前は柵のレール支柱。

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☆ 歩道奥の石垣の縁石に見えるものが、かっての上松停車場ホーム跡。同じような場所から客車列車の到着と回送列車出発を撮ったのは約40年前・・・その時の機関車はDBT10の130号機で、よく覚えてるなぁあせあせ

木曽福島駅まで戻って列車出来た知人と合流、複数車両の計測作業は日のあるうちに測りきれるかギリギリとの予想から急いで赤沢へ向かいます。

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R19バイパスから上松駅方面分岐にある大きな看板。朝イチの上松入りの時に撮影。

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そして赤沢休養林に到着。案内されて止めた場所が偶然にも、こんな所でした。

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列車に乗って奥地へ向かいます。切符の絵柄が数年前と変わってます。

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赤沢に到着して10分チョイ後の列車に乗車。何か通勤で乗るような忙しなさウッシッシ しかし紅葉は狙ってた訳ではなかったんですが丁度見頃のようで、沿線のあちこちで紅葉バック列車狙いの鉄チャン?を見かけます。

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☆ 折り返し点の丸山渡で下車。前回来た時は土砂降りの雨の中での撮影だったので最新の機関車AFT-02を、やっとまともに撮影。またこの日は紅葉シーズンという事なので列車も30分ヘッドの運転。そこらのローカル線より、遥かに運転密度が高いです。次の列車でもう一人の知人とも合流。

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☆ 列車が出発していった後の丸山渡機回し線。一番奥のブルーシート内はタンク車。

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☆ 機回し線手前で分岐して漆沢へ向かう線上に“停車”してるのは赤沢森林鉄道最新の車両、便所車。左は車両と一体化したような「プラットホーム」

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☆ こちらから見ると、何とも上下に間延びしてます・・・林鉄とトイレと言えば屋久島の安房森林鉄道での奥地トイレ汲み取り列車が知られてますが、これは奥地の便所を車両にしてしまい汲み出しの必要が生じたら下まで牽引で下ろして汲み取りをしようという、屋久島とは逆の発想?で、2016年北陸重機で製造された、形式HTF-4Z・・・ですが、車両の背が高いという事は結構なトップヘビーになってしまったようで丸山度までの回送も神経を使う作業だったと聞きます。

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「車内」は簡易トイレが嵌め込まれており、これがトップヘビーの原因なのかも知れません。床板もホームと一体化?されており、便所車の移動となると床板剥がしから始めなければならないようです。

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☆ 便所車の奥には森林鉄道記念館に入りきれなくなった車両が置かれてます。全て林鉄オリジナル車両ですが屋外・・・機関車はカバーが掛けられてまだ良いんですが、と言ってもこれでは写真が撮れないし涙

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☆ C型客車。車内は林鉄客車としては珍しい転換クロスシート(狭いけど)なので何か好きなん車両。

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☆ 貴賓車と同型の小型客車。

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☆ 奥地の漆沢に向かう途中にある木橋。列車運行がされてる走水の橋が木橋に見せかけた鉄橋に架け変えられたので、これが現役唯一の木橋になるかと。

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☆ 終点、漆沢の機回し線のポイントが無い・・・ここのを外して記念館前の機回し線増線ポイントに使われたのだとか。

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☆ 漆沢に取り残されてるアーチバー台車のB型17客車。

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☆ 漆沢の奥のポイントも取られてありません。でも紅葉は綺麗です。

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☆ 漆沢の線路が途切れたすぐ先にある漆沢の木橋。これは保存館の出来る前の現役線時代のオリジナルの木橋を歩道用に改修したもので、おそらく設置されてから50年以上は経ってる筈。流石に崩れかけた半壊状態になって通行止め。

車両計測自体は一部を手伝うのみで、後は一人でも作業が続けられる事もあり手伝いが終了したところで先に漆沢から下りることにします。

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☆ 最後にもう一度B客を見て・・・次に来たら再び見ることが出来るのでしょうか・・・

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☆ 非計測組は運行線沿線に出て撮影鉄チャンモードに切り替え。空がいつの間にかドン曇り状態になってしまいましたが、まずは丸山渡近い呑雲淵。

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☆ 走水の木橋に似せた あすなろ鉄橋。ここは木橋時代から、よく撮影してた場所。

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☆ この2枚、よく見たら同じ場所でした。

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☆ 中立橋(歩道)横、記念館のすぐ近くです。

駐車場まで戻ってきたので、レストハウスで遅めの昼食。

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☆ 記念館内を見学。数年前の屋外はSLボールドウィンだけの展示だったと思いましたが運材台車が連結されてます。見た目は良いんだけどSLの後ろ側の写真が撮れなくなりました。

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☆ 気付くと列車がラスト一往復という時間だったので、この最終列車で丸山度までの往復を楽しむことにします。

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☆ 最終列車の復路は数人だけの乗客。

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☆ 記念館へ戻って来ると予備機になったディーゼル機関車AFT-01を使ってSLの館内押し込み準備中。僅かな時間ですが運材台車前後機関車状態が見れました。

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☆ SLを押し込むと、おお! 距離は短いけど運材列車の走りじゃないですか目がハート

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☆ なかなか並ぶ所が見れないAFT-01&02ですが最後に見ることができました。右の01の方が機関車の雰囲気が良いと思ってたら左の02よりキャブ屋根が少し低いんですね。

車両片付けを一通り見た後、記念館裏の保管車両を見てみました。

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本線から外れた線路上に車掌車が置かれてます。

屋内に保管、展示されてる木造客車類は貴賓車と理髪車(散髪車)じは綺麗ですが屋外の木造車は痛みが出てきており、大変でしょうが修復を願う次第です

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☆ 86号機、ハチロクだから早い・・・訳ではない。レビンぢゃないからウッシッシ 林鉄オリジナル機関車だから表で展示して欲しいですね。

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☆ 小型貨車の下周りの上にタンク車のタンク体だけが置かれた状態。周りには保線トロッコの車輪などが幾つか転がってます。

記念館裏で撮ってたり計測してる間に陽が落ちて本日の林鉄デーは終了。赤沢を後にして木曽福島で立ち寄り温泉で温まった後、駅で知人を降ろし、陽の暮れ後に1軒だけ開いてた駅前食堂で夕食、塩尻まで行って道の駅でのオートビバーグです。

 続く

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