昨日はラーメン食べに行って腹痛起こしたので、お休み。
今日はこの記事を読んでみた。
https://www.msn.com/en-us/news/us/us-health-care-tab-hits-dollar32t-fastest-growth-in-8-years/ar-AAl4c0S
2015年のアメリカ政府の医療分野の支出の伸びが過去8年で最大になったというレポート。
オバマ大統領が策定した健康促進法で国民への健康保険サポートを厚くしたことがコスト増大を招いたと記事は批判している。
記事によると、医療保険対象の人たちが手厚い医療を積極的に受けてコストを押し上げる一方、対象外の人たちは医療受診の機会を減らしており、かえって格差が生まれているとしている。
以上は保険制度によるコストの増大とみられるが、純粋な医療費という観点ではコスト増加は抑えられているとオバマ政権側の人物は語る。
しかしながら共和党に政権が移ると、保険制度に批判的なトランプ氏はまずまちがいなくコスト圧縮に乗り出すだろうし、せっかく踏み出した保険制度の充実への道は元に戻りそうな感がある。
記事がこの政策に批判的であるように、恐らくかなりの数の米国人は保険による国の医療支出増大には眉をひそめているであろうし、それが自身の医療受診は個人の責任であるという米国の文化なのであろう。
そういう意味では、国民皆保険制度がある日本に生まれてきて良かったと思うのだが、これから先は日本も増大する医療費を抑制するために保険制度の見直しに手をつけざるを得ないだろう。
我々がリタイアするころには、今より高い医療コストを個人で負担しなければならないことは覚悟しておくべきである。
読解時間 : 11分
ログインしてコメントを確認・投稿する