かつて不妊症を専門にしていたころ、
どんな治療をしたところで妊娠するのは全患者の3割という数字に悩んだ。
7割の患者さんはどれだけお金と時間をかけてもこどもができないと決まっている。
そういうのを医療というのだろうか。
こどもができなくても命に係わるわけではない。
世の中には親のいないこどもが山といるのに、自分の子宮で生むことにこだわって
それでも7割は結果が出ない。
そんなことを患者さんに説明して納得してもらえるんだろうか?
…と悩んだ挙句、不妊症専門の世界にオサラバしました。
がん末期の苦しみを見てられないやつはがん専門医になれないようなもんで、
つまりはただ失格、ってだけですが。(笑
そのころ考えた「不妊症治療の特効薬」は
「飲むとこどもがほしくなくなる」薬。
これさえあれば不妊症という疾患、言葉そのものがなくなる!
すげー画期的!と思いましたけど、まあ作れないですね。
それに対してこの「セックスレス結婚」。
すばらしい!
世間のセックスレスに悩むご夫婦、朗報です!
あなた方は何も悩む必要なし!!
セックスなんかしなくていいんです。
夫婦なら、結婚しているならセックスしなきゃいけない、なんてのは
いまや古い!
したい人はすればいい、でもしたくないならしなくていいんだよ!!!!
セックスレスの悩みを相談してくる患者さんがこの次来たらそう言おうっと。
まあ、セックスしたいなら仕方ないですが。
新しい夫婦のカタチ? 女性の共感を呼んでいる「共生婚」の実態
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=4286918
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