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2016年11月08日15:04

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日本は妊婦健診の手厚い国

WHOは妊婦健診として4回、を推奨しています。
妊娠初期、20週前後、30週前後、そして予定日近く、です。
考え方としては「何やっても生まれるときは生まれるし死ぬときは死ぬ」です。
実際、この地球上全体、のことを考えたら
妊娠中4回の検診どころか産婦人科や産婆自体がいなくて、
予定日もわからず生まれてみないと赤ちゃんのことは何もわからない、
異常ありとわかったところで医療は受けられない、という土地のほうが多いわけで。
それにしても、先進国でこの「4回」に従っているところがけっこうありますね。
アメリカなんかそうじゃないかな。
4回以上はやってもムダ、という考え方なので
出血あっても腹痛あっても「激痛、大出血」でないかぎり主治医はみてくれない。
公立病院にかからなくていいお金持ちは別でしょうけど。

その点日本は妊婦を大事にしてます。
妊婦健診だって、妊娠初期に診断されるときは別として、
12週16週20週24週26週28週30週32週34週36週38週は当たり前。
(37週で陣痛きて生まれる人もいますが。)
トータル11回。40週過ぎたら1週間に1回で42週すぎたら入院誘発分娩。
ふたごなら初期から2週間おき、28から30週以後は入院管理、36週以後帝王切開。
その他も風邪をひいたの膣がかゆいのって受診するのもフリーだし、
子宮が張る回数が増えた、や出血した、なら
受診しないと主治医に怒られます。
ウテメリンという早産止めの薬も、
外国じゃ「4日間以上の使用は意味がないし副作用が大きい」とされていますけど、
(しかも注射、点滴のみ)
日本では少しでも張りが多いとまず内服を処方され自宅安静を指示され、
それでダメなら入院して24時間持続点滴です。
数か月点滴している妊婦さんもけっして珍しくないけど、
ひどい副作用(血球減少症とか)はめったに経験しないですね。
点滴はずしたとたん生まれる人もいるので、けっこうきいていると思うがな。

日本では妊婦に手をかけすぎる、という考え方もあるでしょう。
お産は病気じゃないから検診も不要、医者も不要で
助産師に家にきてもらえばいいんじゃない、もしくは
自宅で生んでダメなら救急車を呼べばいいんじゃない、って。
断言しますけど、もしこれやったら
世界で一番母子周産期死亡率が低い国のひとつである日本は、
すぐさま「周産期死亡率ふつうの国」になるでしょうね。
お産で死ぬなら弱い子なんだから死なせてやれとか、
そういうことは自分のこどもが生まれるとき言ってください。
医療で命が助かってその後無事に暮らす子のほうがずっと多いんですから。

だからみなさん、妊婦健診は面倒でもちゃんと受けてね、という話をしたいんです。
ときどきサボる妊婦さんいてね。
そういうときに限っていきなり体重以上増加とか羊水いきなり減少とかあるんだよね。
不思議と。
妊娠中の検診数倍増を推奨 WHOが指針改定
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=4282161
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