mixiユーザー(id:8729247)

2016年10月19日22:25

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このニュース前にも出たじゃん

そのとき書いた日記を再掲するよん。
たいした話じゃない。
卵子の細胞質に異常ミトコンドリアがあって生まれた子が死ぬので、
他人の細胞質に卵子の核だけ移植した、って話さ。
親三人ってオオゲサな。

以下前日記コピペ

精子はほとんど細胞核だけでできているんだが、卵子は大きいので、
細胞核の他に細胞質(細胞核を包む部分)もたっぷりある。
ミトコンドリアはこの細胞質に含まれているんだが、もともと他生物だったらしく
独自のDNAを持っている。
細胞質遺伝といわれる母親から子に伝わる遺伝はこれによるもの。
この記事になっているミトコンドリア病も細胞質内ミトコンドリアDNAによる疾患で、
いろいろな種類があるけども、この記事になった患者さんの場合
リー症候群といって乳幼児発症してかなり重篤になってしまうもののようだ。
この患者さん自身が遺伝子をもっているからそうなるんだけど、
遺伝子は100%発現しないので、患者さん自身は死なずにオトナになった。
ただし子供を作るとみんな、小さいうちに亡くなってしまう。
ミトコンドリアは細胞質に含まれているんだから、卵子の細胞質を交換すればいい。
つまり他の人から卵子をもらって核を抜き、
この患者さんの卵子の核を移植して、夫精子で受精させる。
するといわゆる遺伝的には両親の遺伝子を受け継ぐ子ができるけど、
細胞質のミトコンドリアは母親とはまるで違ったDNAを持つわけだな。

この、卵子の核を他人の卵子細胞質に移植する、という方法は、
不妊症の世界では「卵子若返り」としての実験のひとつとして知られている。
高齢になった女性の卵子が受精しないとか流産しやすいのは
細胞質の原因があるといわれているのだ。
動物実験では妊娠しにくい動物の卵子核を妊娠しやすい他個体の細胞質に移植すると
妊娠率が上昇することがはっきりわかっている。
もちろん人間ではまだ実験段階で実用化されていない。
他人の細胞質に核だけ移植した「合体卵子」からできた子が
将来なんらかの「細胞内拒否反応」みたいな病気にならないかどうか、もまだわからない。
だから誰でもどこでも受けられる治療ではない。



3人の遺伝子持つ子の誕生は「革命的」、米研究者が見解
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=4249287
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