近所のシールドトンネル工事軌道

２１日付けボイスでも書いた、知られざるウチの近所のトロッコ軌道

☆＝写真拡大可

９月２１日
ちょっとした買い物等があって夜明け頃の早朝に自転車で保谷駅へ向かう時、何故かその時にいつもと違う道を走ってた時に目に留まったのが下水トンネルシールド工事縦坑現場。こんなところでこんな工事をしてたんだと思って道路沿いに設置されてるライブカメラ映像を見ても、シールド工法に付きもののトロッコ軌道が見当たりません。もっと駅寄りにも縦坑現場があるようなので、どうせついでだからとこちらも立ち寄って柵外から覗くと・・・あ゛！
カメラも何も持ってないし、まだ夜明け前。用事を済ましてから当然ながらカメラを取りに戻り、再びこの現場へ。


縦坑工事現場。下水地下貯水管新設工事とあります。これだけなら下水シールド工事現場で何度となく見て来たものですが・・・


☆　柵から中を覗くと右の柵に囲まれた所が縦坑真上。その左奥に・・・おお！　


☆　おおおっ　と言ってもまぁ、これだけのモノなんですがこの手の現場でのトロッコ車両は初めて見ました。


☆　横位置からでは軌間が解らないので場所を変えて柵の上に手を伸ばして一眼カメラのミラーアップ、モニター撮影で。近付けないので正確な軌間（ゲージ）は解りませんが、多分５０９mm以下で間違いないでしょう。トンネル直径も内径１．６m程と小径です。多分牽引機関車もあるでしょうから、こんな狭い空間にどんなのかと想像してみたけど・・・


☆　今年６月、那珂川清流鉄道で見かけた超小型バッテリー機関車・・・多分、重量1t以下・・・このタイプではないでしょうか？　那珂川でこれを見た時は、どんな現場で使うんだろうと思ってましたが、何となく納得。


トロッコの反対側も、何とか撮ってみたり。しかし駅近い事もあって通勤の人も結構通りかかるので、傍目にはめっちゃ怪しい行動にしか見えなかったのでは

周りをよく見たら立体駐車場に囲まれたような現場。俯瞰でも見れるのでは・・・


☆　工事機材の隙間から見えてます。まるでゴルゴ１３の狙撃みたいな


一番近付ける場所から。


☆　場所を変えて。こちらからは、めっちゃよく見えてます。連結リンクも見えるので連結運用、しいては機関車で牽引されてるらしい事が想像できます。


場所は変わって、こちらは最初に気付いた縦坑工事現場。


☆　貯水管までは約７m。これを見てもトロッコ軌道は描いてません。丁度人が居たので、ちょっと話を聞いてみると、この現場ではシールド工法ですがトロッコ軌道は使ってないとの事。


☆　シールドトンネルのセグメント（トンネル壁ブロック）は円筒形。シールドカッターが前進すると、この円筒セグメントを後ろからどんどん繋いで押し込んで行くんだそうで多少のカーブも対応出来るんだとか。掘削ズリ（残土）は水と混ぜて泥状にしてパイプで送り出すそうです。画像では、その円筒セグメントとそれを押し込む為のジャッキ類、ズリ泥分離用の水槽が見えます。クレーン車は加藤製だっ　
じゃ、先程のトロッコは？と聞くと、駅に近い縦坑現場は別の工区だそうで、こちらには途中９０°近いカーブがあるのでセグメント押し込みの工法が使えず、トロッコ軌道が使われてるのかも知れません。
御礼言ってここを後にして、次はトロッコシールド工区のもう一つの縦坑現場も行ってみました。こちらは車両類は見当たりませんが短い２〜３m位のレールがいっぱい置かれてるのが柵外から見えました。


☆　工事現場を、あちこちウロウロしてる途中で見かけた、多分’７０年代のインパラ。普段はカバーが掛けられてるようですが、この日は雨続きの後の晴れ間（曇りでしたが）での虫干ししてたようです。

今日２６日、気分転換しようと自転車で再び見に行ってみましたが駅近くの縦坑現場のトロッコは運び出されたか坑内に搬入されたかで既に見当たらず、同じくレールがいっぱい置かれてた現場も、既に移動されたのか１本も見当たらず・・・　インパラもカバーが掛けられて見えず。

夏の終わりの一瞬の夢のような世界を覗き見てたようです。早起きは三文の得・・・気付いたのは夜明け前の早過ぎる時間でしたけどね


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