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2016年09月10日15:40

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小さい子ほど麻疹の後遺症がこわい

オトナなら後遺症がない、とは言いませんが、
麻疹の後遺症の脳炎は明らかにこどものほうに多い。
はしかが治ってもしばらく、記憶障害があったり計算能力が落ちたり、
そういう症状が起きてしまいます。
オトナはがまんして自宅安静していてください。
将来あるこどもが全員脳炎で使い物にならなくなるほうがよほど怖いです。
小さい子には小さい弟や妹がいる場合があります。
その場合、1歳未満のきょうだいにも麻疹感染の可能性があり、
1歳以下でかかれば以下のSSPE発症の可能性がでてきますので、
大変に悲惨なことになってしまいます。
なんらかの事情で今年は、大手メーカーのひとつが麻疹ワクチンを作っていません。
これにより今年は麻疹ワクチン不足するかも?と言われていましたが、
まさか足りないとわかっている年にちょうど大流行が重なるとは…。

SSPE,亜急性硬化性全脳炎

はしかに1歳未満でかかった場合、
もしくは免疫力が低下している状態でかかった場合、
はしか自体は治ったように見えてもはしかウイルスが脳内で生き残る。
そしてゆっくり時間をかけてSSPEウイルスに変化する。
SSPEウイルスは感染した細胞の隣の細胞を取りこんで大きな細胞をつくり、
ゆっくりと増殖していく。
脳はだんだんに「脳細胞」でなくSSPE感染した巨細胞でおきかわる。
1歳ではしかになったとして、SSPEの症状が出るのは小学校に入ってから。
知能低下性格の変化運動能力低下がゆっくり進行し、
カラダ全体にけいれん症状が出始め、
カラダが動かせなくなって寝たきりになり、数年以内に死ぬ。
SSPEはもし発症すれば数年以内に確実に死ぬ。
治療方法はない。
それをいうなら「はしか」にも治療方法はなく、水分とって寝ているだけだが、
免疫の弱い人間にはあとになってからの死に直結する。

はしかの予防注射は、受けてください。
あなた自身の周囲にいる小さい子を守るためです

追記:
現在、いろいろな試験的治療によってSSPEは「発症すれば数年以内に確実に死ぬ」では
ない場合も出てきています。
ただしやはり安定した治療効果はありません。
はしかが治って約7年(小学生)で突然性格が変わり叫んだりパニック起こしたり、
そしてカラダが麻痺して食事できなくなり動けなくなり最後は寝たきり。
言葉も言えず笑いもせず死んでいく。
そんなこどもの姿を見ないで済むには、予防接種しかありません。

追記その2:
はしか抗体が何年くらいもつか?ですが
「ワクチン1回接種で10年、自然感染で40から50年」といわれています。
ただし、ワクチン接種の場合、抗体のある状態ではしか患者に接触すると
抗体値が上昇します。
逆にはしか患者と接触する機会がないともっと早く減少するかもしれません。




■はしかワクチン「子ども優先」 厚労省が医療機関に要請
(朝日新聞デジタル - 09月10日 09:09)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4186385
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