mixiユーザー(id:8729247)

2016年09月05日16:39

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いろいろ問題のある記事内容

まずなんで五つ子ができたか、だね。
これはおそらく、クロミッドみたいな排卵誘発剤内服による妊娠だろう。
排卵しにくいので妊娠できない、多のう胞性卵巣みたいな場合に
クロミッドを使うと一気に数個排卵して全部受精、みたいなことがありえる。
だから検査して多のう胞性卵巣の可能性あったらクロミッドは使わない、が原則なんだが
そのあたりからしてこのクリニック、不妊症専門にしては怪しい、雰囲気。

そして減数手術だけども、
一卵性双胎がもし超音波でわかるなら、
「ふくろ一個で二人の胎児」という超音波画像になるはずなんだね。
不妊症専門でなくても、超音波でこれがわからないことはめったにない。
もし本当に「一卵性双胎」かどうかわからない状態で減数手術をしたとしたら、
よほど院長の目が悪いか超音波が安物で映りが悪いか、
どっちかでしょう。

もし一卵性双胎をわかってて減数手術したとしたら、
院長の手が震えてて予定外のとこにカリウムが入ってしまったとか、
「一卵性を片方殺してももう片方が死ぬと限らない」みたいな甘い考えだったか。

いずれにせよ、このクリニックがどっか知らないけど
院長が本当に不妊症専門医できちんとどこかで修行した人かどうか、
なんかあんまり信用できない気持ちでいっぱいになる記事です。

でもね、fだけどね。
妊娠初期、16週までの流産は人間の一種の自然淘汰で起きるので、
もし減数手術しなかったとしても流産してた可能性がある。
人間の子宮は「ひとり用」の大きさしかなく、ふたごでもけっこう大変。
五つ子をそのまま様子をみれば、子供が育つ途中で
子宮の伸びが足りなくなって赤ん坊を押し出してしまうことがある。
その昔、クロミッド妊娠四つ子の患者さんが12週で一気に流産したのを見たのでね。

もちろんこの記事に書かれていない裏事情もたくさんありそうなので、
自分の書いたことは「ただの感想」ってことにいたします。
たとえばこの夫婦が、減数手術のあとセックスしまくって子宮内感染を起こして
それが原因で流産したとかさ、可能性としてはあるけど記事には書かないし、
この夫婦はもしそうでも絶対言わないよね。



「減数手術」失敗で夫婦が提訴
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4177515
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