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2016年09月05日11:03

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スペインで起こる「助けあい」の社会。カタルーニィア地方の独立。

ニニギは以前建設省のキャンプ場委員会の委員をしていたころ、スペインのカタルーニィア地方(バルセロナのあるところ)の田舎町をキャンプ場の視察旅行をしたことがある。ニニギが副団長だ。
田舎町は街の中心が教会になっている。その教会前の広場に宿舎があった。
しかし道は石畳でバスなど入れない。500メートルの道のりをトランクを引いて行進することになってしまった。
道の両脇は街の人が全員でお出迎えとなった。
夜になって居酒屋で現地の人に聞いてみたら「日本人が初めて町に来るので、どんな人か全員で見に行った」そうだ。感想を聞いたら「あなたたちは日本人と思っているだけで中国人ではないか」と。
よく聞くと日本人はアルプスの裏側のヨーロッパ人で白人ではないかと。
おかしな話だった。

スペインは国王の国で日本の皇室ともつながっており、第二次世界大戦の時は日本の同盟国で、スペインには日本大使館があり、そこからスペイン人のスパイがヨーロッパの情報を日本に提供していた。そんな親日的な国である。
街を歩けば日本語で子供たちも「こんにちは」と。私たちが知っているスペイン語の「アディオス」と同じように子供たちも日本語を知っている。
特に日本のアニメの「アルプスの少女ハイジ」は国王推薦の番組で、これが放送されると国中がテレビを見ながら涙を流しているという。

これが日本に対して誤解をしている原因だったのです。
ハイジのアニメはアルプスが舞台なので、描かれている人は白人です。これが日本人を白人と思う誤解の原因でした。だからアルプスの後ろにある高度文明の国になっているのです。
その親日度は強く、戦後すぐにトヨタはバルセロナに工場を作り、ヨーロッパに輸出しました。スペイン人は鼻高々に「私たちは友好国日本の技術で車を作り、ヨーロッパ中に車を輸出してる自動車王国だ」と。

こんな日本的な国であり、カタルーニィヤ地方には日本人と同じ心を持った人たちがいるのです。しかしペインはほかの地方はイスラム教のイスラム圏です。そこで独立運動は昔から起こっていました。最近になってこんな話が。

<書籍>日本人も参考に出来る「スペインの新しい生き方」
2008年の金融危機以降、深刻な不況と高失業率にあえぐスペインで、「雇用なし」で生きる取り組みが拡大。「時間銀行」や進化版「地域

通貨」、既存の経済・社会システムに依存せず、支え合って生きる社会をつくることはできるのか。
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目次
1 変革を求めて(スペインで起きた市民運動15Mフリオ・ヒスベールの『雇用なしで生きる』)
2 挑戦者たち(「時間銀行」とは?時間銀行の多様な生かし方健康と環境を守るフードバンク
進化する地域通貨たち)
3 社会的連帯経済を築く(社会的連帯経済の担い手たち「カタルーニャ総合協同組合」の革命)4 もうひとつの経済、政治、社会の息吹(見直される共同体主義
市民による政治を目指す)

これこそ助け合いの社会。
ニニギの推進する「助け愛の国あおりゅう」ではないですか。



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