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2016年08月30日23:53

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奥飛騨遠征作戦 1

約1ヵ月チョイ前の7月24、25日、JEEPで奥飛騨地方を訪れたもの。

☆=写真拡大可

北岐阜の神岡鉱山内にあるニュートリノ観測施設、スーパーカミオカンデに隣接するような場所に出来た重力波望遠鏡施設「KAGRA(かぐら)」の見学会(定員超過の場合は抽選)が行われると聞いて、スーパーカミオカンデ周辺とは、また違う鉱山施設(跡)が観れるのではないかという下心で申し込んだところ結構多くの申し込みがあった事を知り、たぶん外れるなぁ・・・なんて思ってましたが当選。後日結構外れたという話も聞いたので当選はラッキーだったうようです。
神岡へ行くんだったら、そこから先に位置する別のプロジェクトで進めてた飛騨小坂の保存森林鉄道機関車を見学する作戦も同時に進める事になり、両方訪れる事となった次第です。
そのままトンボ帰りもつまらないので1泊泊って、まだ未乗の新穂高ロープウェイの乗り撮りも企てた次第。

・7月24日 
終電時間に知人と合流してジープで徹夜走り、一部高速道を使いながら神岡入り。到着して1時間くらい仮眠とれるかと思ってたけど思ったより時間がかかり、丁度良い位の時間で現地到着。

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集合は鉱山ではなくて神岡街中の公民施設前。ズボラして集合場所に近い場所に駐車・・・めっちゃ目立つ場所で止めた事にウッシッシ

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神岡鉄道廃止後の代行バスになる路線バスですが・・・殆ど客は乗ってません。

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この日の見学会は3回行われますが、1回の参加人数が多いので施設までの送迎バスも、この台数。途中狭い道を通るので中型クラスのバスです。

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そこから見えた神岡のキャラ、右足が異常に大きいウサギ。このレイアウトは、どう見てもパースによる誇張ではないっ!ウッシッシ

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KAGRAのある かぐら坑はスーパーカミオカンデの入口に当たる神岡鉱山跡津坑から少し先に行った場所、KAGRAの為に新たに掘られた坑道だそうで、新しいトンネルとなると当然トラックレス(車道坑道)という事になり、鉱山時代の鉱山トロッコ軌道はありません。残念あせあせ

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とはいえ、新しく掘られた坑道ですから見慣れた?鉱山坑道と違って綺麗です。施設見学は坑口から約600m奥、そこまでは歩きです。トンネルに入って奥の大きなマシーンを見に行くって、地価秘密基地そのものじゃないですかわーい(嬉しい顔)

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10分弱歩いて、まず出て来たのは水槽。後で聞いた話では、この坑道は水抜き用に急遽掘られたトンネルという事で、予定外に600mものトンネルを掘ると言う事に驚いた次第。右奥に入って来た坑口が遠くに見えてます。

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☆ そして大型低温重力波望遠鏡KAGRAに到着。これはまだ未完成で仮組をして試験を済ませ、本組み立てみ向けての分解作業中の状態との事。完成して本格的な運用が始まると歩くような僅かな振動ですら観測に影響を及ぼすものだそうで、そう言った意味では見学できるのは未完成の今だけだそうです。

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☆ 唯一?の軌道モノと言えば天井クレーンうれしい顔

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埃防止にビニールで囲まれてるので、中で作業をする時は靴も履き替えるんでしょうか?

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☆ 仮組試験の後の分解行程で外された大きなパーツ。レーザー管と言っていいのかな?

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レーザーの鏡基材。大きいサファイアの単結晶で直径22cmもあります。

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☆ レーザー管やら真空コンプレッサーやら。地下奥深くのベカベカ銀色の訳のわからない大きなマシーン類、正に地下秘密基地!わーい(嬉しい顔) イメージはジェームズ・ボンドかウッシッシ
メインメーカーは東芝のようですが、その下請け?と思われるメーカー名のコピーが、これ見よがしに貼られてます。

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☆ レーザー管のトンネルがV字に2方向、1方向3kmあるそうです。

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☆ 長いトンネルに対応する為か電動カートを見かけました。

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☆ 見学会も終わり神岡を後にして高山方面の国道を走ると、すぐに出くわすのは旧神岡鉄道(国鉄神岡線開通以前の鉱山軌道)の有蓋貨車ボディー。神岡街中の貨車ボディーは全て姿を消したので存在を心配してましたが、ちゃんとありました。

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☆ JEEPも並べて記念写真。

午後イチで向かったのは高山を通り過ぎた先の飛騨小坂。

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☆ 名古屋方面に向かう同行者をJR線で降ろす為に飛騨小坂駅へ。洒落た造りの駅舎なので昭和30年代くらいの建築かと思ったら国鉄高山線開通時の昭和初期のものだそうです。
今まで小坂は何度も来た事がありましたがマイジープでの小坂入りは実は初めて。

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目的地の下島温泉ひめしゃがの湯ではユルイなっとうブタが御出迎え!ウッシッシ

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☆ こに来た目的は長野営林局王滝営林署の33号ディーゼル機関車の見学。実はこのDLがこの地に設置されるに当たって微量ながらも私メが一枚噛んでいたんですが、不義理な事に設置されてから遠い事もあって訪れ損ねてましたが、関係者に連絡をとって今回やっと見学できる運びとなったものです・・・と、大げさに書いてますが立ち寄り温泉駐車場に設置されてるので、いつでも自由に見学出来るんですけどね。
ここでは別のメンバー数人と合流。

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☆ 台車1台を除けば、もともとここ小坂には小坂森林鉄道が走ってたという以外、当地には何の繋がりも無い車両達ですが、地元の熱意でこの地での保存が実現したものです。

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☆ 現存する酒井製林鉄機関車としては最も古い部類に入る個体。一時期公園遊具になってた事もあって踏み板溶接によりドアは閉まらなくなり計器類も全て壊されてしまいましたが、改造を受けながらも戦前製のDLが、よくも残って来れたたものです。

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☆ これも小坂から御嶽山の反対側で走ってた王滝森林鉄道(通称 木曽森林鉄道)で使われてた客車。しかも王滝林鉄では一番小坂に近い五味沢のもの。小坂林鉄にも客車はありましたが、このような形状ではありませんでした。王滝林鉄廃止後は数カ所の保存場所を廻って、この地に。

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☆ いつの間にか鋼製運材台車が来てるなと思ったら那珂川から譲ってもらった個体なのだとか。あそこから出てくる車両って、あったんだうれしい顔 材木支えアームは失われて無かったので運材トラックのものを、それらしく改造して取り付けたようです。

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☆ この木造台車が現在では唯一の保存された小坂林鉄に関連したもの。10年以上前に製材所跡横に置かれてた時に見てましたが、おそらく林鉄の山トロ車の流用と思われるもので、これも数カ所巡って、この地に落ち着いたそうです。上に載ってるのは山奥の事業所近くに設置されてた水力発電の水車。

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☆ 遂に小坂までJEEPで来ました的写真わーい(嬉しい顔)

地元の関係者の方も久々にお会いして御茶会打ち上げの後、ひめしゃがの湯に浸かって徹夜走りの疲れを落とし、皆と別れてから再び神岡方面へ向かいますが、この時期19時前でも、まだ明るいので飛騨小坂駅横にある小坂森林鉄道の起点でもあった貯木場に立ち寄ってみました。

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☆ 貯木場前に残る元機関庫建屋。

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こんなリフォームを受けてる事もあって知らなければ ただの建物・・・

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貯木場の柵類は元林鉄のレール材。1949年製ですが10kg/mって、今のJES規格外のものですね。

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貯木場すぐ下の線路跡で見かけた犬フン看板。

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その看板を支えるのもレール材支柱。これは上のものより少し小さく、多分9kg/mレール位。

夕食は高山市内に入ってから。チェーン店じゃつまらないので適当に探してると目に付いたのは大型店の駐車場の隅に離れ島と思うような取り残された所にあった定食屋。

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昭和の香りがいっぱい! たまたま関西出身の知人から電話があって関西弁で対応してたもんだから大阪方面から来たと思われて・・・ほっとした顔 遠くから御苦労さんと御飯類はどう見ても大盛、食べ切るのが苦しかった湯のみ

高山を後にして数時間走って奥飛騨温泉近くの道の駅でオートビバーグ。食事も済ませてたので着いたら寝るだけ、です。

 続く

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