水ぼうそうのワクチンは2014年に1〜2歳児への定期接種開始した。
あまり知られてないけど水ぼうそうは毎年冬から春先にかけて大流行する。
開始前の2013年の患者数は17万人。
それが定期接種開始後の2015年には7万8千人まで減少した。
明らかなワクチン効果。
ついでにいうと水ぼうそうは一回でもかかればウイルスは神経に住み着く。
そして年をとったあと、帯状疱疹という形で何度でも発症する。
帯状疱疹はかなりの痛みで人間を弱らせ、治療が遅れると神経痛になって
何年にもわたって苦しむ。
水ぼうそうワクチンを受けていれば将来的にこの帯状疱疹も防げる。
「ワクチンに懐疑的」とかいうやつがコメントしてきたけど、
ワシはとても怒っている。
個人的にワクチンが嫌いとかいうのはいい、好き嫌いはどうしようもない。
でも医学において「治らない病気」になんとかかからないようにできないか、
考えて考えてやっとできたのが「ワクチン」という考え方であり、
「軽く感染させて免疫を作る」ためにいろいろ工夫したけど、
やっぱり「感染させる」ものなので失敗してたくさん犠牲者が出たりした。
一種の「賭け」と考えていいと思う。
接種してうまく予防できれば勝ち。
賭けなので負ける人間もいるけどたいていは勝つ。
負けた人には手厚い保障が必要。
負ける人間がいても勝つ人間が圧倒的に多ければ有効なワクチン。
そういう考え方だ。
懐疑的もくそもない。
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