人は、何故、人を殺してはいけないのか？

3人殺傷の元少年 死刑への心境
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人は、誰だって自分の意思で生まれてきたわけじゃない。

しかし、生まれてきた以上生きなければならない。

だからこそ、自分の「命」は自分だけの物だ。


人は必ず死ぬ。
環境や、容姿、才能・・・何１つ、平等なものはなく生まれてくる人間にとって、
「死」は、唯一平等に与えられた「権利」だと思う。

自分の命を、どう使うか？
精一杯生きて死ぬ。自分で命を絶つ。
「命の使い方」。それは、自分に与えられた最大の権利だ。

殺人は、唯一平等に与えられた他人の最大の「権利」を奪う事だ。

だから、人は人を殺してはいけない。

例外として、自分が殺されそうになった時や、殺されそうになっている人の命を守る時だけは、
危害を加えてくる者を殺してもいいと思う。

でなければ「権利」を守る事が出来ない。


彼は、殺された人に比べれば、まだ幸せだよ。

まだ生きてる。そして、「死」について考えることもできる。
なにより「死」に対する準備ができる。


殺された人は、突然、理不尽に、
唯一平等な権利を、彼に無残にも奪われたわけだから。

彼が言う、１０代も４０代も関係ない。

だってそうだろ？じゃあ４０代の殺人犯っていないのかよ？

残念ながら、年齢は関係ない。個人の資質だよ。


こいつが反省してるのは、「後悔」からだよ。

何で「後悔」してるかっていうと、刑務所という特殊な場所で、自由な生活が奪われ、
期限を決められ、自分が殺されることになったからだよ。

こういった奴は、自由になったら、後悔も反省も忘れ、また同じことやる。
間違いない。

再び、こいつによって犠牲者を出さないためにも、
こういった殺人犯は死刑にしたほうがいい。


殺された人は帰ってこない。

どうやっても、罪は償えない。

被害者遺族の方の想いを考えれば一層そう思う。

死刑制度は絶対にあったほうがいい。

以前、遺族の方が、「死刑でも、罪が償えるわけではないが、死刑判決が出て良かった。」
って言っていた。

それは、「生きていられるより死刑になって死んでくれたほうがまだまし」って事だと思う。


「死刑」になったほうが、少しでも遺族の為になると思う。


死刑囚にとっては、刑務官の足音が、死神の足音に聞こえるだろう。

いつ訪れるかもしれない、しかし確実に訪れる、「死」におびえてくらすことが、
すこしでも、自分が殺した死者への償いになればいいと思う。