カピタン20号も「幻想詰将棋型録」をそのまま全部引用することとしたい。
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幻想詰将棋型録4 泰永三二朗
第3章 第一期黄金時代
#81 橋本 大 209号[73-6]
ばか詰 5手
#82 太田啓好 210号[73-7]
ばか詰 9手
#83 八尋無段 211号[73-8]
ばか詰 5手
#84 新田道雄 209号[73-6]
ばか詰 5手
#85 阿部昭男 212号[73-9]
ばか詰 5手
#86 阿部昭男 212号[73-9]
ばか詰 11手
#87 阿部昭男 211号[73-8]
ばか詰 11手
#88 小林看空 210号[73-7]
ばか詰 7手 *46龍を詰める
解
#81 27飛、37桂生、29飛、同桂成、15飛迄5手。
・15飛の両王手がみえていますから、4手で飛・角・桂3枚を上手に消す工夫をすればよい?!
#82 23桂、同銀、13香、12飛、同香生、21玉、32金、同銀、11飛迄9手。
担当者―動きが少々狭い気味がありますが、頭を痛めた方がかなりいるのでは?
・金の使い方が意外ですね。
#83 62龍、43玉、52龍、54玉、75角成迄5手。
・飯田岳一氏につぐ多作家の処女作(らしい)。72角がカギで、筆者はてっきり動くのかと思った。
#84 99角、12玉、88飛、11玉、81飛成迄5手。
・99角は妙手か凡手か?72香は初手71飛成以下の余詰と3手目77飛の両方を消した配置。
#85 26香、16玉、24香、15玉、23香成迄5手。
担当者―「コ玉」の隣を「ヒ香リ」が通り過ぎるといった趣。
・これは新幹線の話です。おわかり?
#86 58歩、56玉、68桂、同角成、57歩、同玉、59香、58馬、同香、47玉、
36角迄11手。
秋元節三―最近のばか詰教室の懸賞問題はかなり高度になって手が出ない…(後略)
・たしかに難しい。59角を入手する構想が見破れるか?
#87 44角生、64玉、53角生、55玉、64角生、44玉、53角生、33玉、44角生、
34玉、35金迄11手。
担当者―まことににぎやかな飾りがついているが、実質は“角不成連続5回”の妙作。攻方64歩がジャマ駒である。この手が分からぬと41手もかけた人がある。
・問題はやはりこの形ですね。シンプルな構想の作でも、余詰を一つずつつぶしていったらこのようになってしまうのがばか詰の宿命ともいえる。
#88 37角、96龍!、56飛、91龍!!、63桂生、41龍、51飛成迄7手。
・できることならどの手にも!をつけたいくらい。大回転するのが最短とは愉快。傑作。
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