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2016年06月19日23:49

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2014年の新日鐵住友 君津製鉄所見学 

2014年8月2日(土)の見学。

☆=写真拡大可

千葉県君津市の君津市民ふれあい祭りに合わせて新日鐵住友製鉄所の一般公開が行われ、鉄チャン仲間に誘われて行ってきました。
この製鉄所内には他の鉄道とは全く連絡の無い製鉄所構内だけの専用鉄道があり、一般公開に合わせて、この専用鉄道を見ようというものです。工場内一般公開とは言え製鉄所自体は千代田区位の大きさと広大なので入口広場からバスに乗って工場内の一部を見て回る見学コースが組まれており、このコースの途中で専用鉄道も見れる場所があるという訳です。従って自由度は少なく工場内撮影禁止となっていますが鉄道が見える場所だけは撮影が許可されてます。聞いた話では他の製鉄所見学では鉄道が観れるコースが組まれてる事はなく、君津のこの処置は珍しいんだとか。
私メは製鉄所内鉄道を見るのは初めてで、強いて言えばインドネシアかミャンマーへ行く時、離陸して上昇中の飛行機の窓から君津製鉄所が見下ろせて、あそこには専用鉄道がぁ・・・なんて見てた位でしょうか。
現地で一番意外に思ったのが線路幅が九州 八幡製鉄所鉄道のようにJR線と同じ1067mmと思ってたら新幹線等と同じ1435mmだった事。外部から完全に独立した昭和40年代に敷設された比較的新しい鉄道だからでしょう。機関車も資料によると54両も在り、そのバックヤードも気になります。また運行信号システムも他の普通の鉄道とは違うものと想像できます。

前置きが長くなりましたが・・・知人の車でアクアラインを通り工場に到着。

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一応お祭りらしい飾り付も。

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☆ 中に入って最初に目に付いたのが自衛隊クレーンレッカー車。自衛隊広報が来てました。

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これ、もう半年早く見てれば仕事で描いたヘリの資料にできたのにウッシッシ 置いてある場所が広い場所とは言え飛んできた訳ではないでしょうから、トラックで持ってきて先ほどのクレーン車で設置したのでしょう。平トラックも横に止まってました。

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消防車も出張。この周りには、ちょっとした出店などもあります。

工場内見学コースは、観光バスに乗って移動します。運行時間内なら何度でも参加できます。
バスに乗って数キロ、10分程走ったところで最初の見学地・・・

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☆ 第3高炉。周りが広いので判り難いですが巨大です。この溶鉱炉の数と性能で国力が現れた時代もありましたっけうれしい顔

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この第3高炉前だけ、お立ち台があります。何でも数年前に皇族関係者の見学の時に造られたそうで、これのおかげで他の製鉄所には無い高炉&鉄道見学が可能となったようです。

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☆ その高炉の足元には10線を超える鉄道線が入っており、機関車やスラグカー、トーピードカーが見えてます。

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☆ スラグカーを何台も連結した60tクラスのディーゼル機関車。

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☆ 広い場所で遠目で見てると判り難いですが、標準軌(軌間1435mm) の機関車は大きく、その後ろのスラグカー等は更に巨大です。高炉下ではスラグカーにスラグ銑鉄(不純物の多い鉄)が流し込まれてます。

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☆ 60tクラスディーゼル機関車。左に見える人が立っている場所から運転は全て無線で行われており、機関車運転室(キャブ)には誰も乗っていない為、窓は汚れたままです。つまりリモコン操縦による列車運転ですネ。ボンネット周りなどに組まれてる手スリ?の意味は解りません・・・

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☆ 80tクラスディーゼル機関車。60tより新しくリモコン運転を前提としてる為かセンターキャブ(凸形車体)になってません。サルが描かれてますが新日鐵住友のイメージキャラ? 野球スタイルの理由は判りませんが、もしかして社会人野球チームが強いのかな? 標語から想像するに東日本震災後の描き込みかなと思いましたが、もう少し綺麗にしとけばイイのに・・・あせあせ

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☆ 60tクラスのDLですが下回りに防熱版が付けられキャブの窓も少ない事から高炉真下の高熱地域に侵入する機関車と思われます。

他にも80tクラスの電気式DLがあり、これは最新式にあたるそうです。

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☆ スラグカー。不純物の多い鉄製品にならない銑鉄を運ぶ貨車。普通の貨車位の大きさに思ってしまいますが機関車より背が高いです。

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☆ 銑鉄を運ぶトーピードカーがDLに押されて来ました。推進運転の時はトーピードカーから無線操縦するようです。この貨車内でも不純物除去作業の一部が行われるそうで積載量は300t! 高熱もありますが重量的にもトラックでは対応出来ない訳です。しかし、いくら内部に耐熱材が装着されてるとは言え銑鉄を流し込んだら本体も一緒に溶けてしまうように思えて・・・ウッシッシ

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☆ スラグカーの列車。DLは60tクラス。

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☆ トーピードカーに銑鉄を流し込んでるところかと。

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お立ち台の横を構内専用トラックが走り抜けて行きます。トランスポーターも大戦中弾薬輸送車のホイールベース的感覚な短さウッシッシ

お立ち台にいた時間は10分位でしょうか。次に向かったのは圧延工場。工場母屋は約1.4kmもあり見学出来るのはその1/3程。真っ赤な板の端がローラーにあたるたびにガタガタとい音がして離れていても物凄い熱量です。熱い板に水がかけられてますが、これは冷やす為ではなく表面の酸化物を飛ばす為だとかで、真っ赤な鉄板の上を水が走ってるように見えます。仕上げ行程の圧力ローラーは約3時間ごとに交換され、外されたローラーは研磨されるとか。このローラーも1個な1〜2t以上はありそうだし、それが10個以上・・・これが品質管理の一つですか・・・ローラー移動用の短い軌道に向きを変えるターンテーブルもズラリと並んで見えてます。
製品の鋼材は最後にトイレットペーパーのように巻かれて行きますが、このロールの移動用にも軌道やクロスポイント・・・こーゆーモノが気になって仕方がない!ウッシッシ
残念ながら撮影禁止なのでタテマエ上は写真は無い事になってマス。
他にも屋外の製品保管スペースで見かけた軌道には電動式?と思われる超広軌?の移動機や平台車トロの姿も。
トラック類も幅が大きな構内専用トレーラー車も多く見かけ、こんなのが工場内には大量にあるとなると、トラックのバックヤードも、どこにあってどんな作業をしてるのか気になります。

見学会は都合2回見て、遅めの昼食時に現地で会った知人が連れてきたイギリス人の産業鉄道マニアと数人で日本語&英語のチャンポン会話。何故か中国鉄道の話で盛り上がってたりわーい(嬉しい顔)

この日も戻って仕事をせねばならない状態だったので昼食後には引き上げ・・・公開終了時間までにはもう1回位は見学できたのに残念でありましたたらーっ(汗)


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