ウチの患者さんにもいましてね。
こどものとき白血病になって骨髄移植して助かって今30代なかばですが、
20代後半で初診してね。
「結婚したからこどもがほしい」って。
生理は、数年前まで他病院で薬で起こしていたけど
たまたま薬あわなくて肝臓壊したときから通院してないと。
診察したら、うーん、
子宮が小さい。
子宮の成長って16歳から22歳までくらいに爆発的に起きるから、
その年代でホルモン出てないとこども子宮のまま、
妊娠しても伸びないから早産しやすいとかになっちゃうんだなー。
それにしても卵巣機能もかなりまずくて大学に紹介しましたが、
数年たって戻ってきたときは「卵巣生検で全く原始卵胞がない」というお返事つきでした。
子宮が小さいとかどうのでなくそもそも抗がん剤と放射線で
卵子が廃絶してたわけやね、まあそうじゃないかと思ったけど。
そういうことが現実にいくらもありますんでね。
こどものがん(白血病含め)は決してまれじゃない疾患です。
命が助かればいい、そういう方針でこれまで治療されてきましたが、
ある程度治るようになったんだから、クオリティオブライフも大事だ。
こどもがほしいときは持てたほうがいい、少なくても可能性があったほうがいい。
そういうわけで、京野先生、がんばってください。
がん患者対象の卵巣凍結保存
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3968465
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