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2016年04月16日22:13

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温故知新(519号-02)

 今日は「神無一族の氾濫」から、双裸玉を3題紹介したいと思う。

神無次郎、神無大九郎
フォト
対面バカ自殺詰 12手(詰パラ 平成11年6月号)

46銀、45飛、同玉、28玉、98飛、97角、37銀、36飛、97銀、88角、
82角、81桂迄12手詰。

 何の仕掛けもないところから、あれよあれよと合駒が湧いてくる、如何にも双裸玉のば自らしい展開。最後も、大駒の足の長さを存分に活かしたfairy mate。
 尚、結果稿によると、この条件は既に全検されているらしい。喜ぶべきなのか、それとも悲しむべきなのか…。

神無大九郎
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キルケバカ詰 9手(詰パラ 平成11年6月号)

89香、88飛、同香(+82飛)、87飛、同香、86歩、83飛、96玉、86飛成(+83歩)迄9手詰。

 最後、玉方の歩を復活させて82飛の利きを遮断しての詰上がりが洒落ている。こういうのもfairy mateの一種と見做してよいのではないだろうか。

神無太郎
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キルケバカ詰 11手(詰パラ 平成11年6月号)
2解

1)19香、18銀、同香(+31銀)、17銀、同香、16銀、同香、26玉、27銀、17玉、28銀迄11手詰。
2)19香、18香、同香(+11香)、17香、同香、16香、同香、26玉、29香、17玉、18香迄11手詰。

 日本式のキルケルールでは、取られた駒は最寄りの初形位置に復活し、そこが埋まっていると持駒になるらしい。だが、大駒と違い、小駒は実戦初形で双方2枚ずつ配置されているのだから、例えば銀なら「31が埋まっていたら、次は71に復活する」という方がむしろ自然ではないだろうか。
 チェスではR, B, Sはいずれも初形位置において枡目の色が異なるので、例えば黒桝Bと白桝Bというように区別できるのだが、将棋においては複数枚ある任意の駒を区別する合理的な理由は見当たらないという気がする。
 勿論この場合、歩を合駒として入手するのはやや難しくなる訳だが、特にそのこと自体で作り難くなるということもなさそうに思える。どうだろうか?

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