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2016年04月02日22:53

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覆面推理をはじめから(5)

 そろそろ、今迄より使用枚数が多いものにもチャレンジしてみましょう。既に何度も出てきた「不可能局面」の概念に加えて、持駒や使用枚数もヒントになってきますから、多いからといって難しいという訳でもありません。この辺は詰将棋と同じですね。

例題6
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 まず、玉を見つけることが先決。注意深く見ると、「お・オ」が玉であることが分かります。また、持駒にある「あ」「い」「う」は明らかに生駒です。
 さて、ここで「エ」に着目してみましょう。これは38の「え」も加えると3枚ありますから大駒ではありません。また、「18エ」の配置を見ると、これは桂でもありません。従って、この駒によって先手玉に王手がかかっていることは確かですね。すると、このことから「か」=角がまず確定します。
 それに加え、17及び19〜39の「キ」「ク」「イ」はいずれも先手玉に王手をかけていないことも分かりますね(もしかけていると、不可能両王手になってしまいます)。すると「キ」=飛、「ク」=銀、「イ」=金ということがすぐに判明します。
 残りは「あ」「う」「え」の3種ですが、「ウ」「エ」とも成駒ではなく、また桂でもありません。よって、これらはどちらかが香でもう一方が歩です。このことから、「あ」=桂も決まりました。
 最後に「ウ」と「エ」を確定させましょう。仮に「ウ」=香、「エ」=歩だとします。

(「ウ」=香、「エ」=歩の図)
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この場合、最終手は明らかに27歩打ですが、この歩を打つ前に既に先手玉に王手がかかっていますね。よって、これは非合法です。以上より、「ウ」=歩、「エ」=香と決まり、これですべての駒種が確定しました。

(「ウ」=歩、「エ」=香の図)
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では、今晩の宿題です。次の図を解いてみて下さいな。

例題7
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解答発表は5日(火)を予定しております。
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