小樽その2
☆=写真拡大可
・2015年7月9日 その2
小樽総合博物館、鉄道施設の展示部は鉄道記念館と言っていいでしょう。実はここを訪れるのは約25年ぶり。当時は、まだ博物館化されておらず、手宮ヤード跡に保存車が何両か並べられてるだけの状態で少し荒れてしまった車両ももあるような状態でした。新潟からのフェリーで早朝の小樽にJEEPで上陸して最初に向かったのが、現小樽総合博物館である元手宮機関庫。ところが当然と言えば当然、早朝で機関庫の扉は閉じられていて一旦諦めかけたところで丁度出向いた職員氏の御好意で機関庫の中を見学させてもらい、中に収蔵されてたSL大勝号やキハ03レールバスなど観る事が出来たのは、今では良い思い出です。
そして現在は有料の総合博物館。バス停から2〜3分で到着です。
☆
☆ 入館して最初の正面に据えられてる米国ポーター製の「じずか」号。
キャブ内も見学できます。低いボイラー位置がいかにもアメリカ製小型機関車らしいレイアウト。
☆ 客車の開拓使号も東京 交通博物館保存時代より写真が撮りやすくなってます。
一部ですが車内も公開されてました。
☆ 屋外に出て最初に取り付いたのは動態運転のアメリカンナロー 軌間3フィートの914mmのアイアンホース号。これも1909年米国ポーター製でカウキャッチャーが取り付けられてなければ、アメリカンナロー機関車らしく、もっとカッコ良かったのに
前回JEEPで訪れた時は、まだ無かったものなので、今回が初見。
☆ 煙室サイドにチョコンと取り付けられてるメーカーズプレート。
☆ アイアンホース列車の出発。
☆ 中央駅から折り返しの手宮駅までは約400m。折り返し点では必ずターンテーブルで機関車の向きを変えますが、手宮駅はヤードレイアウトの関係で機回し線が数百メートルと長く、その機回し中の画像。
☆ バックでずずーっと引っ込んで手宮駅で列車に連結、間もなく発車。
☆ 中央駅側は機関庫前のターンテーブルで方向回転。ところがこのターンテーブルは軌間1067mm用で914mmレールは三線軌道として敷かれてる為、アイアンホースは中心の決まってない軌間914mmレール上に載っており、半回転してしまうと元の線路トレールの位置が一致せず、ずれてしまう事から隣りの出場専用の線でターンテーブルから出ます。
☆ 中央駅側の機回し。燃料は石炭ではなくオイル。
☆ ターンテーブルの動力は尺取虫と呼ばれるエアーシリンダーによるピストンアームがガイドレールを掴みながら動くもので、ここだけのものかと思ったら蒸気実用時代からのもののようです。
☆ 次の列車運転まで時間があるので屋外展示車両の見学開始!
☆ ナンバープレートDD51の「5」が何故か外れてしまってます・・・
☆ 三笠鉄道記念館でも見た軌道クレーン車が、ここでも展示。
☆ 併結された無蓋車上にはフック用トロッコと車上の軌道。
☆ 機関庫内の大勝号、めっちゃ久しぶりの再会です。
☆ このロータリー車の回転動力は蒸気力。
☆ 機関車と同じようなボイラーを積み回転動力用の、走り装置ではないシリンダーピストンユニットが見えるように展示されてました。
☆ レールバス キハ03。実は小樽の展示車で一番のお気に入りだったりします
車内も公開されてます。
☆ 再び屋外展示のラッセル車を見たり・・・
☆ 除雪車のDD14を、こちら側から見たら米国GMのディーゼル機関車みたいにも見えるなぁ
☆ ヤードの隅っこに置かれてたいすゞTWDの除雪車。何の説明も無いので実用で使ってて、ここに鎮座状態って事なのかな?
荷台上は死重でしょうか?
次の機関車運転までの間に遅めの昼食。館内に食事処がないので入口で断って出場、すぐ前の旧客車を利用したイタリアンレストランへ。
客車は北海道型なので二重窓です。北海道慣れしてない私メは、こんなものでも珍しい
それにしても、よく晴れてて予想以上の暑さです。
続く
「第二次北海道攻略作戦 旭山札幌小樽 3」
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「第二次北海道攻略作戦 旭山札幌小樽 1」
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