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2016年02月07日21:53

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「安全日」など存在しません

避妊しないでセックスしても絶対に妊娠しない日、など存在しません。
もしあったとしても「結果としてそうだった」だけで
完全に100%予想はできません。

女性の月経周期は、産婦人科の教科書によれば
「月経1日目から次回月経前日までの日数」をさし、
正常範囲は「21日以上90日以下」です。
そして排卵すると確実に12日〜14日後に月経がきますので、
21日周期の場合、排卵日は月経開始後7日目から9日目です。
つまり月経が1週間ある場合、月経のおわりころにセックスを持つと
排卵日の1日前か排卵日当日にセックスした、ことになります。
「生理中のセックスは妊娠しない」は間違いです。
たとえ28日周期だったとしても、精子の生存期間の問題もあります。
元気な精子は女性の体内で1週間は生きています。
28日周期の女性が月経開始後7日目にセックスしたとして、
精子は7日間生きていれば月経開始後14日目、つまり排卵日です。
そもそも女性の月経周期は「絶対にこの日数が狂わない」ものではありません。
過労や寝不足、ダイエット、ストレスなどで簡単に狂います。
28日周期の女性は閉経するまでずっと同じ、ではありえない。
月経周期のみで「安全日」をあらかじめ予想することは
可能ですが絶対ではないのです。

それをいえばコンドームでも約10%の妊娠率があります。
20から30代の健康な男女が避妊なしでセックスすれば
1年で90%が妊娠する、というデータがありますので、
コンドーム使用でそれが10%まで下がるなら有効な避妊といえますが、
「絶対」ではありません。
ほぼ100%の避妊といえるのはピルの内服か子宮内避妊具ですが
(薬剤添加された小さい棒を子宮内に入れて着床阻止する)
ピルには飲み忘れもあるし体調により消化吸収不全もありますので、
「ほぼ100%」としかいえません。
子宮内避妊具は落下や薬剤切れによる無効(3年は確実ですが)がありえます。

もし妊娠した場合、それが「望まぬ妊娠」なら
人工妊娠中絶しか方法はありませんが、中絶は「殺人」です。
芽生えた命を握りつぶすのを自分はもう何度もやってきましたので、
もうやりたくありません。
中絶できる資格をとるつもりはありません。
そういう医師は増えていると思います。
医師の気持ちとは別に、法律的にも中絶できる条件は厳しくなっていますし、
何よりも女性の身体にとっていい方法ではありません。
ヒポクラテスの書(医学の基礎の基礎)にも「何があっても患者に害を与えない」とあります。
患者の身体にとって明らかに利益より被害のほうが大きいならすべきでない、のが医学です。
妊娠を防ぐなら中絶より被害のない方法があるのに、
その方法をとらないで「妊娠したから始末したい」はめちゃめちゃです。
大酒を飲んで「具合悪いから治せ」よりもっと始末が悪いと考えます。

性病に関してひとこと言っておきますが、
今多い性病、クラミジア感染と淋病については
感染者の50%に何の症状もありません。
特に男性の場合、感染者の70%が無症状といわれています。
処女と童貞のセックスでない限り、どれだけ愛していても
相手から性病をうつされる可能性があります。
さらにクラミジア感染も淋病も「女性の不妊症」の原因になります。
卵管癒着による不妊、もしくは子宮外妊娠を繰り返すことになるのです。

望まぬ妊娠、症状のない性病による不妊症、どちらも女性にとっては一生の問題です。
コンドームで100%の予防ができるとは言わないけれど
コンドームをしなければ妊娠し放題、性病かかり放題です。
女性のみなさん、どうぞ自分の身体を守ってください。
あなたを本当に守れるのはあなた自身だけです。

コンドームつけるか否か?世間の声
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=89&from=diary&id=3840681
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