たとえ放送で言われても名乗りません。
ましてや自動的に医者とわかるシステムなどいやがらせにしか思われない。
理由を言いましょう。
飛行機や列車内での「お医者さま」呼び出しは「何科」かを問いません。
つまり医者ならとりあえずなんだっていい、状態です。
で、申し出たとして万が一専門外なら?
何もできません。おしまい。
頭に残る医学部時代の多少の知識で必死に専門外をみたとします。
その患者さんに万が一あとで「何か不都合なこと」が起きると
最悪訴訟、損害賠償になります。
これは実例のあること。
親切心が大きなブーメランナイフになって戻ってくるわけです。
そしてもし万が一、自分の専門科であったとします。
専門とはいえ、病院での診療じゃありません。
産婦人科の私なら専用の内診台もないところで診察なんかできないよ。
滅菌手袋もないだろうから相手から何か感染するかもしれない。
経膣r超音波ないの?じゃあ何もわかんないね、が正解です。
でもね専門科だとわかられてしまうと、
たとえばどこか空港に緊急着陸して救急車がきたら
いっしょに乗っていくことを要求されるんだよ、だってそうしろって言ったのあんたでしょ、です。
新幹線でも同じ、どこかに出かける用事があるから乗っているのにおろされて
知らない病院に運ばれて説明させられ、解放してもらっても
もとの飛行機や列車が待っていてくれるわけでなし。
来るときは救急車同乗でも帰りは自腹タクシー。
医者も人間です。できることとできないことあります。
みんながスーパードクターでもブラック・ジャックでもありません。
…そんなやついないから漫画になるんだよ。
ついでに患者みるために飛行機や列車に乗っているんじゃありません。
そういうわけで用心のため、自分は乗り物に乗るときはアルコールを飲むことにしてます。
小さいカクテルとかね。
「ああ酔っ払っちゃったー、じゃあ無理」と堂々と言えますからね。
■「お医者さまいませんか」なくなる? 搭乗前に登録へ
(朝日新聞デジタル - 02月04日 10:48)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3835923
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