最低、3ヶ月に1回生理があれば子供も立派に産めます。
毎月生理ある必要はありません。
月経周期の数え方は「月経1日目から次回月経前日まで」です。
そして月経周期が21日以上90日以下なら正常範囲です。
精神疾患で内服している患者さんで、
プロラクチンが高くなるような薬を飲んでいる場合
全く生理が来なくなることがあります。
これを治療するかどうか、は悩むところです。
生理が来ない原因は内服する薬の副作用、
でもその薬を飲まないと精神的に安定しないので
患者さんの生活にとっては必要なもの。
「もう少し病気がよくなってその薬を減らすかやめられるまでこのまま」と言うことにしています。
「生理不順の治療でピルを飲んでいる」という話をときどき聞きますが、
ピルを何年飲んでも生理不順の体質は治りません。
ピルによって28日周期になっているだけです。
ピルをやめれば本人がもっている体質による月経周期に戻ります。
数年ピルを飲むうちに自然に体質が変わって、という可能性もありますが、
ピルには体質を変えるちからはありませんので、
あくまでも本人の体質が自然に変化するかどうか、だけです。
こどもが欲しいから生理不順が困る、場合には
ピルは排卵を抑制するのでむしろ不利です。
排卵誘発剤を飲むことで排卵を整えるのが正解です。
プレマリンは排卵を起こすことはできませんので、
クロミッドなどを使うべきでしょう。
反対に、子供がほしいわけでない人の生理不順に
排卵誘発剤を使ってはいけません。
高校生の生理不順にクロミッドを使っていたら妊娠してしまった症例を知っています。
ピルを使っていれば妊娠はなかったのに。
クロミッドは生理5日目から5日間だけ飲めばいい、
ピルは基本的に毎日内服、という面倒さだけで薬を選んだみたいですが、
間違いです。
■産科医、知的障害の患者に「結婚できないでしょ」発言
(朝日新聞デジタル - 01月22日 16:38)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3816251
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