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2015年11月26日23:00

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レトロプロブレムの世界(16-7)

R56 M.CAILLAUD(Die Schwalbe 1983, 1st Prize)
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Shortest Proof Game in 38.5 moves (16+16)

1.b4 Sc6 2.Bb2 Rb8 3.Bf6 Sd4 4.Bh4 f6 5.Sc3 Kf7 6.Qb1 Ke6 7.Qb3+ Ke5 8.0-0-0 Qe8 9.Kb2 Qg6 10.Qf7 e6 11.Ka3 Bc5 12.Ka4 b5+ 13.Ka5 Bb7 14.Sh3 Bf3 15.Rg1 Bh5 16.g4 Rb6 17.Rg3 Rc6 18.Rd3 Sf3 19.Rd6 Bd4 20.Sd5 Rc3 21.Ka6 Rb3 22.Kb7 Rb1 23.Kc8 Ra1 24.Kd8 Sh6+ 25.Ke7 Rb8 26.Rb1 Rb6 27.Rb3 Ra6 28.Rb6 Ra3 29.Rb8 a6 30.Rh8 Sf5+ 31.Kf8 Kd6 32.Rd3 Kc6 33.Se7+ Kb7 34.Sg8 Bc3 35.Rd6 Kc8 36.Rb6 Sd6 37.Rb7 Qf5 38.Ra7 Sb7 39.Ra8#.
駒取りなしで完全限定の最長手数作。

R57 M.CAILLAUD(Probleemblad 1984, 1st Prize)
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H#2 (13+12)

左下の膠着状態をほぐすには、白Bh7をf1に連れて行ってPe2xd3と戻す必要があるが、黒Bf8や白Rh1を戻さないとPe7-e6或いはPh3-h4とはできない。(訳者注 黒Pd2は3枚駒取りをしているが、この黒Pが白Rをuncaptureする前に、白はPe2xd3とする必要がある)
もし黒Kが一度も動いていないと仮定すると、Pf6-f5という戻し方も不可能である(黒Rがh8へ入れなくなるから)。白Bh7をここから連れ出す為には、黒Sを利用しなくてはならない。現在白番だとすると、1.Sf3-e1 Bg8-h7 4.Se1-f3 Kh8-h7 5.Sf3-e1 Bh7-g8 6.Sg5-f3 Kg8-h8!(黒Sf7の形を作り、白Bの邪魔もしない唯一の場所!)7.Sf7-g5 (問題の地点だ) Bg6-h7 8.c7-c6 Bh5-g6 9.Sd8-f7 Be2-h5+ etc...という逆算が可能である。
一方、現在黒番だとすると、他の自由に動かせる駒ではtriangulationは不可能(retro-opposition)な為、黒Rか黒Kを動かさないと先程の局面を構成することはできない。従って、現在白番の場合は黒の0-0-0は合法で、1 ... Qxb2 2.0-0-0! Qxb7#となる。逆に現在黒番ならば、黒の0-0-0は非合法なので、1.Bxa3 Bxa3 2.Rd8 Bg6#が作意となる。

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 Rex Multiplexの翻訳自体はこれにて終了なのだが、19号と20号のProbleme a chercherの結果発表がなされないまま終わるのは一寸落ち着きが悪いので、この8題については明日から「レトロプロブレムの世界(補記)」と題して私の解説をつけておこうと思う。
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