琴母さんブログ「助産院は安全？」への愚痴です。
上記のセリフは一番最新のコメントです。
いや違う、一番最近のコメントはワシのだ、しかも３個も。（笑
だってさぁ、命より大事なもんがこの世にあるのか？
他のことじゃないよ、お産についてだよ。
お産にあたって、どんな親も思うんじゃないのか？
「こどもが無事であってほしい、他のことはとにかくこどもの命さえ無事なら」って。
助産院や自宅でのお産って、こどもの命が一番、じゃないっていう意味だよ。
自分の好きな場所で好きなようにお産するって、そんなに大事なことなの？
こどもに何かあってもいい、くらい大事なの？
そういう人ももしかしているかもしれないね、でもきっと少数派だ。
そういう人とは話をしなければいい。きっと病院に来ないと思うから。
助産院でお産する人って、きっと「そこまで考えてない」だけなんだと思う。
「きっと自分は安産」って思いこんでいるだけだと思う。
だって自然食にしたから、だって体重コントロールできてるから、
だって１日１万歩歩いたから、だって薪割りしたから。
なんでもいいけど他人がこうしたらいいというものを実行したから、
安産のはずだとか思い込みだと思うわ。
そんなのこどもの遊びと同じだよ。
「学校行くとき黒猫（ヤマト）を見なければ今日はテストはない」とかね。
おまじないかよ。
お産は残念ながら何か努力をしたらうまくいく、とは言い切れない。
もちろんいろんなことに気を付けたほうが事故は少ないけど、
１００％の予防や予想はできない。
だからお産のときに何かあっても自分の責任ではない。
自己責任っていやな言葉だ、なりたくて難産になるやつはいない。
それとも、「思い込み」の内容が違うか。
「何かあっても病院に運んでもらえばいい」とか甘く考えているのではなかろうか。
先日書いた「帝王切開後の経膣分娩」についてのコメントで、
もし子宮破裂が起きても病院に運んでもらえば助かる、と思い込んでいる人が
けっこういっぱいいる（てゆっかほぼ全員）とわかってなんか頭がくらくらした。
そんな甘いもんじゃない。
子宮破裂はたとえ病院内で起きても赤ん坊を助けるのはすごく難しい。
異常が起きたらどうせダメ、だから助産院でも自宅でもいい、と
極論を書いているのが「鳥」さんはじめ助産院バンザイの方々だけど、
実際には子宮破裂みたいな「起きちゃったらダメ」なものは少ない。
異常が起きたらすぐに処置（医療行為）を受けたら助かるものが圧倒的に多い。
ただし「すぐ」がポイントで、向こうのブログコメントにも書いたけど、
「異常に気付いて救急車呼んで受け入れ先探して搬送して到着して検査して説明して同意書書いて」とやると
「助かるものも助からない」になることもある。
「何かあったら運んでもらえばいい」ではダメなのだ。
そもそも、助産師が異常に気付かなかったらどうする？
琴母さんブログでも、お産経過が明らかに正常分娩からはずれてきて
本人や家族も「病院に行きたい」と言ったのに「自分を信用しないのか」とか言われた話があった。
異常に気付くためにはたとえば胎児心拍モニターなり
陣痛波を測定する機械なり、母親の炎症反応を血液で見るなり、
何かの手段が必要なんだけど、
機械も検査もなにーもない助産院、自宅でいったいどうやって
「早期に異常発生に気づく」ことができるんだ。
お産は超能力で乗り切るものではないぞ。
この「鳥」という人にいやーな感じがものすごくする（から３個もコメントしてしまった）のは
「助産院や自宅でお産する人たちは子供が死んでもいいと思っている」
「すぐに医療を受けられないと当然知っているし結果なにが起きてもいいと思っている」と
そういう考え方がことばのハシハシから透けて見えることだ。
これはとても危険な考え方で、
「助産院を選んだのは本人だから何かあっても自己責任」と同じだ。
そんなこと、親ならだれも考えないと思う。
琴母さん自身がまさにそれで、
さかごでも助産院で無事に生むことができると信じ込まれてしまった。
あとで実は逆子はお産が難しく助産院では扱ってはいけないと知った。
それまではそれこそ自分が悪いと思い込み、自分を責めていたのだ。
そういう純真な母心を利用して「そうですあなたが悪いんです」と逃げる、
そういうやつらが一番嫌いだ。
お産の安全に最後まで責任を持てないなら、自己責任という言葉を使うようなら
そいつにはお産にかかわる資格はない。
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