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2015年10月10日22:35

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レトロプロブレムの世界(14-6)

R45 (V.LISKOVEC)
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2# Pieces Retro-Volages (7+9)
b) PRA

Rb4, Rb6のどちらがVolage性を持っているかは、前もっては分からない(再度この問題を解こうとする者の為にLJとPSからの質問に答えておくが、我々は慣習により、この2枚のうちのいずれかがK側の黒Rであることを仮定する。それはもしすべてのキャスリングがillegalならば、キャスリング問題におけるR.V.というものに意味がなくなるというのと同様である。例えばRM 10の(1)を見よ)。
a)の解は、1.Re4! fxe4 2.Rxc5#というもの。黒はどちらのRがVolage性を持っているか分からないので、動かすことができない!
b)2つの場合が考えられる。
A)黒Rb6がVolageの場合:1.Ra8! --- 2.Bb8#
B)黒Rb4がVolageの場合:1.Rg1! --- 2.Ra1#
非常に魅力的な作品だ。

(訳者注 成駒を使っても、2枚の黒Rが両方ともVolage性を持っていることはない。何故なら、a1, c1…などの黒枡でRに成っても、b4やb6へ到達するには少なくとも一度は白枡を踏む必要があるからである)

R46 (N.PLAKSIN, V.LEVSHINSKI)
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4# (11+12)
Proca-Retractor

この作品には、すべての解答者が青ざめたことだろう。(-1)Pc2xQb3! Qc3-b3+ (-2)Rc1xRa1! Rb1-a1 (-3)Pb3xSa4!と戻すと、黒は白の手詰まりを避ける為にPg7xf6と戻さざるを得ない。f6で取られた白駒はh8で成ったものなので(更にその前は、h7xBg6, Bf1-g6, e2-e3そしてe3xd2と戻すことになる)、その成駒はQかRである。従って、黒がf6にRを戻したとすると、(-4)Re6-f6としてから1.Re8 #とすればよい。
この配置だと、初手と2手目に手順前後が成立する。修正はRa1→c1、Ka2→a1として、作意順を(-1)Ka2xRa1!...とすればよい。
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