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2015年09月04日22:36

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レトロプロブレムの世界(13-1)

5、アンパッサン

(12) L.Dupin (Diagramme 1981, 3rd Prize)
フォト
SHC#9 (6+11)

 これは恐らく、普通のプロブレムの「古典的な」戦略に関係する、最も「超現実的な」策略を可能にする。このようなシリーズヘルプは一般的に、2つの部分に分割することができる。まず、en passantの局面を構成し、まさにその次の手で(retro-stalemateの場合を除いて)通常は詰に至る。(12)では、en passantは黒Kの周りをブロックする為に用いられている。そのモチーフは二重に表現されている!1.Se1! (1.Se3?だと、直前の白の手が存在しない) 2.Sxc2 3.Se3(直前の白の手はc2-c4)4.bxc3 e.p.! (直前の白の手はSc4-a5) 5.Sc4(直前の白の手はe2-e4)6.fxe3 e.p.!(直前の白の手はf4-f5又はe4xf5)7.Re7 8.Re4 9.Se5 Sxb3#. 

(13) M.Caillaud (The Problemist 1984, dedicated to C.LYTTON, 2nd Prize)
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SHC#29 (7+8)

 b4が黒Kを詰めることのできる唯一の場所である。しかし、先に黒Pを移動する必要がある。1.Bc8!(1.Bxd5?ではダメである。何故なら、en passantをした後の白の手を残しておく必要があるからだ) 3.Bb1 4.h1=Q 5.Qxh4 6.Qe4! 10.h1=S 11.Sxf2 12.Sd3 14.f1=B 15.Bh3 17.Ba4 18.b5 21.Kd4 (直前の白の手はc4-c4) 22.bxc3 e.p.! (直前の白の手はc4xd5 ; 初手への註を参照のこと) 23.Kc5 24.Qb4 25.Qa5 26.Kb4 27.Sc5 28.Bd3 29.Bc4 dxc3#.
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