自分が医者だからなのかな、なんか泣いてしまいましたよ。
本当はなんでもわかっている患者さんたちの、
「わかっていること」をなんとかして表に、言葉や行動にできないか、と
いろんな試行錯誤をするお医者さんの話。
一度は薬がきいて、人形のようだった患者たちが自由に歩き回っておしゃべりしたり、
お化粧したりデートしたりできるようになるんだよね。
でも、そのうち薬がきかなくなって、お人形に戻ってしまう。
今はその薬ももっと改良されているんだろうが。
お人形に戻ったあとの、病院の職員の姿もよかったな。
前の、動かないだけの患者をみてたときはどこか投げやりだったけど、
あとでは「お化粧好きだったのよね」「音楽聞こうか」と
友人にするように話しかけながら看護する。
今もまだ神経系疾患ではわからないことが多いけど、
医学の歩みが止まらないかぎり、どんな病気もきっといつか
治る日がくると信じています。
英作家・医師オリバー・サックス氏死去、「レナードの朝」著者
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=3591907
ログインしてコメントを確認・投稿する